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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■江戸の青空〜Keep On Shackin'〜
実はあの善人ぶってるケチな旦那は、ケチったお金を全部三軒長屋に囲ってる愛人に使っている。しかも勝五郎と講談師を追い出し庭なんかのある愛人宅に改築しようとたくらんでる。

今、引越したい事情があるが先立つものがないと話を持ちかけたら、喜んでお金を出すもっていきようがあると。

そして講談師の家としめしあわせ25両づつをいただいちゃおうと。(引っ越し先は隣同士お互いの家)

勝五郎女房の妹の亭主が、そのお店で番頭をしているから、以前失せ物を言い当てた(知ってただけ)ように、そのお金を言い当てさせ、文七もおとがめなし、柳田の疑いも晴れる、という。

あれれ?50両、余ってくるね?と思いきや、落語と違い、文七が落として勝五郎が拾い、女房が隠して、くず屋が柳田に戻そうとした50両は、勢いで、川に捨てちゃったのでした。

ケチな旦那のあぶく銭で補ったので、あぶく銭になってしまった50両は、川へと消えたというわけで。

文七はなくしたお金が戻り(?)、柳田は四角四面に生きてきた生き方を少し変えることを覚え、娘と旅立ち、(文七ちょっと恋心あったので失恋するも)
にせ剣術指南をしていた講談師は講談師に戻る決意をし、番頭夫婦は変わらず仲良く、くず屋も変わらず正直商売、勝五郎は真面目に働きだし女房と仲良く暮らし、ちょっと腑に落ちない感じがしながら、ケチな旦那も50両が見つかり、大団円、ぱちぱちぱち。


そんな感じの話です(;^_^A


配役よかったわー。

シゲちゃんは、ダメ勝五郎でも女房大事な若者をなんだか嬉しそうに演じてた。

喧嘩しながらも勝五郎大好きな女房須藤理彩、対する妹は今回は落ち着いた感じですか?松永玲子さん、って見てたら随所松永玲子だし(笑)

松永玲子の亭主でいつまでも二番手が好きな番頭の柳家花緑さんが、いい塩梅でねー。植本潤さんは想像内の役どころでしたが、そつなく。

あとは、最近女好き路線な感じの西岡徳馬さんが超堅物で、堅物てか極悪に身を滅ぼすシェイクスピアワールドな吉田鋼太郎さんが、お軽い役で(笑)、絶対人間の弱さが悪さに転じたりの曲者中村まことさんが終始好い人、とあんまり見ない感じが面白かった。

若手の方は、なんだか多分初見か、初見的(;^_^Aあいすまぬ。

で、やっぱりやっぱりの松尾さん(爆)
松永さんと2人で、アドリブで花緑さんをいぢって困らせて楽しんでた(笑)

善人ぶりつつ、愛人のとこでごろごろしつつ、ケチな旦那っていう、いやらしい役が、まぁ、素敵!みたいな。やっぱり松尾貴史好きだねー。


落語は、上方落語の「あみだ池」とか「饅頭怖い」とか「はてなの茶碗」とか落語として聞いてるのはあるはずなんです。米朝さんとか三枝さんとかテレビでやってはったからね。

てゆーか、一時期米朝一門会とか行ってたわ(;^_^A

「火焔太鼓」は、風間杜夫さんがやったのを明治座までは見に行けず。

そんなこんなで、人形浄瑠璃や狂言もそうですが、落語も、歌舞伎になったものを見て、あぁ、元は落語やったのかと思うもののほうが多いです。

人情噺やけど、サゲがあって最後は笑える。元の落語がよほど出来上がったものなんやろなーと思うのです。

数年、プチ落語ブームがきてるみたいなんで、機会をつくって出掛けたいものです。(10月まで、他のミーハーが詰まってるけど、笑)

06月23日(火)
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