ID:34326
ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
[126878hit]
■先週の『働きマン』と今週の『ガリレオ』
「あなたは、本当に心から誰かのために何かしてあげたいと思ったことがないの?そうしたことがないからわからないのよ!」
冷たい科学者呼ばわりである。
確かに、科学的に説明がつかないことはないからと、「わからない」事を「わかる」ために湯川先生は頭を働かせるわけだから、自己満足とも言えるわけです。
でも、今、あなたがなじっているその目の前で、湯川先生がやっていることは、湯川先生にとって、自分の研究を止めてまで「わからないことを判明しなくては先に進めない事」だろうか?
現実の世界でも自己中心で、他人や大事な人をも思いやれず、なんだか陰惨な結果になる事件や、事件にならないけど誰かを苦しめる事が起きている、たくさん、たくさん。
でも、柴咲演じる刑事が、何件かの事件を通じてもう知っている湯川先生は、ただの自己中心な科学ヲタクだろうか。そうでないことを感じているから、彼女は湯川先生を信じているのじゃないの?科学者の才能だけでは、そこまで信じることは出来ないタイプの人そうに彼女は描かれていると思う。
感情的に物を言う、というのも彼女の役柄だけど、あれだけ言っちゃったのに事件を解明し続けてくれた湯川先生に、「私、すっごいひどいこと言っちゃったよ。どうしよう」なシーン(どうともしなくても)が、あってもよかった気がする。ありましたっけ?
多少(?)傷つきつつも、「わかる」まで止めない湯川先生、というのも、役柄なんだと思うけど。(しかも今回は、湯川先生の言うように物理科学的な解決より違う洞察力で解決したし)
人には簡単に見えないこともあるよ、その人がどれだけ心から何かをやっているか。
言葉ではそう見えない発言をする人は、わかりにくい。相手に気持ちが伝わらないのは悲しい。
でも、言葉では「心から」の行動を示す事を言いながら心無い人だったとわかった時のほうが、わかってもらえない悲しさより悲しいかもしれない。
11月21日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る