ID:34326
ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■お父さんとの恋
その大樹は、別にそこだけヒロイックになったりしなくて、大樹らしいままなんだけど、すごく説得力があるのです。それはもう驚くくらい。そして、さおりの種明かしというか、大樹が「人生はやり直せるってきみが教えてくれたんじゃない」って言うと、さおりは、大樹の知らないことがあるって風情で、「私はあなたに教えてもらったのよ」と、実は大樹の分岐点になった、高校時代の投稿小説を差し出すの。(またこれが、どこでさおりが見つけたかと言うと、米びつの中ってゆー、父心が先に伏線ではられててわかるんだよ)
大樹がもう一度、小説を書くのかどうかは、定かではないけれど、母の死後、父が新築した家に、(倒れてしまったのであきらかにされなかったけど、それは子供の誰かが、住もうと言ってくれないかと期待しての、子供たちの子供時代の希望を取り入れたから統一感のない家になった家。姉たちは今日知るのだが、実は大樹は、煙突つき暖炉を見て気付いたけど知らぬふりを決め込んでいた)
「俺、この家に帰ってきてもいいかな」と、能動的にな変化をみせる。

私は、ほんと、さっきも言いましたが、ほんと看板主役にされちゃっただけなの?とまで思っていました。すっごい失礼な言い方をふと思いついたのが、意味はあるけど他に比べ、主役と打たれてる分「しょぼい役」なのか!?とまで、思ってしまいました。あぁ、ほんと失礼。
で、ちょうど、もう、ここの後半の後半にきたとこで、やっと、あぁ〜、これは堺氏の役だ、堺氏だからこそ、前半とここの落差を、全面に押し出すでなく、非常にさりげなく表現出来たんだな〜。全然、しょぼい看板だけ主役にひっぱられたんじゃない。
これは、かなり、役者として「しどころ」のある役なんだな〜と、またそれを堺氏はやってのけたんだな〜と、改めて身贔屓でなく、株があがりました。

やるやん!

スタオベに笑顔で、応え、手まで振っちゃつた堺氏、ラブリーなのに、大きくみえました。
全員揃いが無理なら、堺氏、父、姉、なるしー固定で再演希望。(妹とさおりがいかんかったのではない)

あのさ。最後に言うのもなんだけど、「しっかり構築された脚本に、丁寧に目配りされながらも役者の個性も活かした演出。それを見事に実現させ、舞台という世界に厳しくも暖かいホームドラマ(悲しみの中に笑いがあり、笑いの中に悲しみがある)をつくりあげた役者たち。中でも、一見居るんだか居ないんだかわからないような役の堺氏の存在感と、後半の説得力は大変よかった。音楽や美術も、らしい。」って、何故、さくっとそれだけ感想として書けないの?私・・・。やったら書けたやん。

04月17日(日)
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