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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■アジア映画祭り巻きもダス!
「なぜつきあえない?」(だよね〜、ビーチデートは楽しそうだったよね〜)の問いに、秘密の交換を条件にモン・クーロウはシーハオに本心をうちあける。そのくらいナーバスな問題なのだ。
「私は女子が好きなの!」最初は自分を振る方便だと思ったシーハオは、好きじゃない子に告白されたら「おれもゲイだっていう」
あ、ちょっと忘れた。それが簡単でずるいとシーハオは言ったんだっけかな?

でも、それは本当と譲らないモン・クーロウ。だから、シーハオはユエチェンを紹介した彼女に、自分のユエチェンへの思いはいいのかと腹をたてる。(あれ?紹介のあとに秘密の交換だっけ?いい加減すぎ?)

モン・クーロウは明らかに混乱している。どうしてユエチェンといると楽しいように、ユエチェンが男子を見てときめくように、自分は男子を見れないのか?極端なモンちゃんはシーハオだけでなく、体育教師にまで「私にキスしたい?」と聞いてまわる。心配したシーハオとキスするものの、よくわからない。最後には失うとわかってユエチェンにキスしてしまう。・・・その後の高校生活、あれは冗談やって!って友達に戻ったんだろうか・・・。

一抹の不安を残しながら、希望も用意されてある。いつものように自転車競争しなが、シーハオが「男を好きになるようになったら、それが一年後でも五年後でも、最初におれに知らせろ」そういうシーハオを追う二人の自転車競争は無邪気な姿だけど、モン・クーロウに変化が。想像できなかった将来だ。

「一年後か五年後、私がどうなっているかわからないけど、きっと彼はかわらず爽やかに笑って振り替える。それがみえる」


この初恋が続くのか、一年後、五年後、二人は別の恋をしているのかわからないけれど、出来れば再会してくれ!


ユエチェンの家は素敵なマンション、部屋も素敵、おそらく問題のないパパとママがいるはず。たぶん、シーハオも。モン・クーロウは離婚したママがアパートの横の歩道で屋台をして育ててくれている。そういう人物背景が、ちらちらとみえるだけで、いろんなことに説得力が出来るんだね。

明らかに、モン・クーロウはユエチェンと居る時、しあわせそうだ。ユエチェンに呼び出されればかけつける。ユエチェンと一緒の時のくつろいだ顔と笑顔は格別で、ユエチェンのためなら戦いそうだ。

「私は女子、だから男子が好き」
と、体育館の二階柱に落書きする(気持ちを表す)モン・クーロウ。でも、それはどっちなんだろう。そうじゃなきゃいけないはずと自分を戒めてるのか、ほんとはそうなのにユエチェンのためにシーハオを好きになれないから隠れて叫んでいるのか。


明らかに、モン・クーロウの興味は男子にそうなかったようだ。シーハオ知らなかったし。母と体育教師は同じくくりだし。最初に自転車でシーハオ見に行った時の目のにらみのきいてたこと。

でも、なんだろ。大好きな女友達が、男子を好きだった驚き、明確ではないが大人に先になられたような焦り。男子に取られちゃったらこんなに仲良くもいられなくなる。
そんな中で、モン・クーロウは[まだ]男子に興味がなかった。そういう感じなのかな〜と思う。
だって、それは性別を問わず仲良くなってきたからかもしれないけど、モン・クーロウがチャン・シーハオに向ける自然な表情は、かたくなさがなくなり、ユエチェンに向ける笑顔ともまた違う、なんだかキラキラを感じませんでしたか?

なので、親友とのはざまで致し方なく、好きになりかけた男子にレズだと言ってしまったのではなく、「恋って気持ち」がわかりかけてわからない、かたくなな女の子の、なんだかよくわからないけど、もやもやする、いらいらする、その上女子友達失うかもだし、なんなんだーっ!そんな言葉にならないような、だからセリフも少ないの、な映画だったのかしら、とか思う。

胸がキュン☆てなる映画だったよ!

04月05日(火)
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