ID:34326
ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
[126878hit]

■暴れだす・・・(『救命救急24時』)
私は、そんなわけで、直接被災していないのだから、映像に恐怖を思い出すだけでよかろうもん、と思うんだ。早くそうなればいいと思うんだ。でも、まだそうはいかないらしい。
私はあの日、必死で連絡を取りたい人がいた。電話が混雑していただけで、その人は無事だった。だけど、その人にとって、必死で連絡を取りたい人リストの上の方に、私はいるだろうと誰だって思う立場(状況)だったのに、その人にとっては、違った。私は、ショックだったけど、テレビの映像があまりにショックで、家族や友人、人との繋がり、情、絆、それがどんなに大切か、どんなに支えになるかばかり考えて、間違った選択をした。人は変わるし、人は成長する。特に人との関わりで、重い出来事で特に。私はそれを信じたかった。

それは、あてもない期待ということがわかり、あの日のショックが正しかった、変わらない人、変わらないところもある。それでも努力したかった。あんな恐ろしいことが地球で起こるんだから。でも、どうにもならないこともあるのだ。私は間違いを正した。

軌道修正した日について、覚えているが、それ自体が私にはよいことだったので、その頃は大丈夫。あまり成長しない自分に苛立つ、情けなくなるけど、大丈夫、平気。
ただ、私がシアワセを求めてみる決意をした日の方はまだダメみたい。キツイ。ココロが暴れだしそうなのを押さえなくていい日がくれるのかな。


「あれから10年がたちました」

地震そのものは、非難袋の中身の賞味期限がきれたり、ラジオつき懐中電灯がきれてたり、大事なものがいまいち整理されなかったりしたままで、喉元過ぎてないし、熱さ忘れたくないし、と、思っても、秩序だててない。ぼーっとしてるかも。


「あれから10年がたちました」

10年、もし・・・。
もし、あの日、大地震がなかったら、私は違う選択をしていたかもしれない、そうしていたら?
もし、あの日、大地震があっても、あの私に起きたショックを、家族の絆について、恐がらず、将来に期待しすぎず、あの時、声にして問い掛けていたら?(数日後、あまりに笑顔が嘘なんで、問い掛けたけどね、まだ私は期待したかったんだな。信じたかったんだな)

もし、信じたような方向へ私が・・・。


今は、仕合わせ。

ただ、こうして時々後戻りする。あのカナシカッタ日々はどうしたら報われるのか。私の望んだシアワセは、私にはもともと一生手に入らないものだったのか。普通のことなのに、どうして私には無理なんだろう。

災害は恐ろしい。悲しいことが山ほど起きる。そして引きずる。でも、当たり前に過ごしてる、文句なんかも言っちゃう、家族や人との繋がり、絆について、自分がどれほど弱く、強くなれるとすればその絆のためだけかもしれない、と考えさせられる。


なんか、わけわからないこと書いて(いつものわけわからなさと異質な)すみません。ただ、そんな理由で、私はこの数日、ある意味一月くらいが、なかなか上手に生きられないでいます。地震とか豪雨とか自然災害の前で生命の危機を感じている人には、ちっぽけにうつるでしょう。大規模な誰かと共有できるものでもない、ただ私個人の平成7年1月17日から数年の出来事です。

01月21日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る