ID:34326
ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■「忠臣蔵1/47」と「愛と青春の宝塚1/2」
あとね、安兵衛の大石に対する思いがはっきりしない。あえてそうなのか、描ききれなかったのか?もともとも、そのへんは歌舞伎でも見てないからわからないや。っていうか、名前変わってるしな・・・。見てるのかな?あぁ、いい加減。でもね、なんか、現代用語で時代劇ぽくなくやるんだ、っていうことが結構前宣伝の一つに入っていたような気がするんだけど、わりとNGな意見が多いんじゃないかな?とか思ったりしてる。でも、他の時代劇だってそうだよね?だからそう批判されるほどでもないと思うんだけどな。でも、私としては中途半端感も感じていて、その点は、期待していただけに、井上さん!みたいな、とこはあるかも。言い回しのわかりにくいところは、わかりやすくしてもいいと思う。でも、わざわざに今時風の言葉にする意味がわからない。それをやるならもっと徹底的にするべきだし、演出とか構成とかももっとそれに適したようにしたらいいと思う。だから、セリフが時々浮いてるっていうか、深みがなくなってるっていうか、感情の想像力をかきたてないっていうか、そんな感じになってて、損したかな。言葉の問題もそうだけど、立ち回りとかでなく、普通の歩き方とかも着物にふさわしいというか、着物をきていたらそうなるだろうっていう歩き方とか立ち居振舞いっていうのがあると思うんだよね。それは、いい意味の型ってやつで、それは壊していいものではないと思う。それを習得した上で、切り口を変えるっていうかな、それは例えば、新鮮な役者を使うってことだけでも随分風通しが変わってくると思うから、上手くいえないけど、時代劇である意味を残しつつ、時代劇をもっと面白くしていくっていうか、時代劇はなくなってほしくはないんです。ん?わけわかんない?

 大石側からしてみれば、吉良なんかを守って死んでいく池内君の役っていうのは避けたかったことだと思うし、現代からみても、無駄死にであったり、もっと現代的に考えると、吉良を差し出すことこそがかえって忠義みたいなそういうものではあるのかもしれないけれど、そういう時代もあった、っていうこと。例えば主税も切腹するんだよね。
 そして「お父様がよい名をつけて下さる」という大石の妻の声にだー、だーと赤ちゃんが答える。涙が不覚にもこぼれる。これって、色んな事情で現代でもありうることだよね。信じられない時代でもあり、忘れられていく時代でもあり、現代にも通じることもたくさんある時代劇、やっぱりなくなってほしくないです。




「愛と青春の宝塚」これの収穫は大きかった。生瀬は嫌な役満開でしたけど、木村佳乃ちゃんがいい女優になってきましたね。もう、それだけで、充分な作品ではなかったかと。そして仲村トオルはどうしてあんなに軍服が似あうんだ!!ってそれだけかい!あ、先生役の小林勝也は「ロズウェル」のバレンティだよ。そして、ラストだけが問題だよね・・・。特殊メイク、「スタアの恋」よりましだったけど、八千草薫さんんに頼めなかったかなぁ・・・。それは残念だったね。

01月05日(土)
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