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へそおもい
by はたさとみ
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■ルーツ
あれよあれよと
日々がすぎゆく。
ツナギーズのワークショップも
おわり、
長袖のツナギが
少し暑く感じられて
夏が近づいていることが
わかった。
今年の田植えも終わり
少し日焼けした。
車の運転も
うまくなってきた。
そして
きょうまで
両親が
泊まりにきていた。
昼間は
一緒に京都などを
まわり
夜は
「毎晩お祝いだ！」と
わたしが
料理をつくって
わたしなりに
もてなした。
父は5月に76になり
母は2月に70、古希を迎えたのだ。
先日おなじく古希を迎えた
相棒の母も1日目は来てくれて
みんなで70代を祝う。
今回は
わたしのおじいちゃん
おばあちゃん
ひいおじいちゃん
ひいおばあちゃんの
いろいろな話をきいた。
わたしの母方の
ひいおじいちゃんが
飲んだくれて
よっぱらって線路の上で
ねてしまって
電車にひかれて
足がなくなって
仕事を失ったものの
入院先の看護師さんと
恋におちて
そうして
わたしの
おじいちゃんが
生まれたとか…。
父方の
ひいおじいちゃんは
妻の妹と
恋におちて
それで
できてしまった子どもの
ひとりが
わたしのおじいちゃんで
でも
本妻の手前
まずいので
養子にだされたとか。
だから
わたしの旧姓は
畑だけど
本当は
違う姓の血を
ひいているのだとか。
いろいろな
偶然によって
つむがれた
壮大な物語の末
わたしが
いま
ここにいるのだ。
最近
何かの本で読んだ。
7世代前までのルーツを
探ってみると
自分の肉体のもつ
パターンや
ストレスへの対処法の
ヒントがみつかる
という話だった。
そう考えると
わたしの肉体には
酔っ払いだったり
パートナーを失った悲しみだったり
病気の苦しみだったり
欲だったり
向上心だったり
情熱だったり
権力だったり
成功の喜びだったり
アイディアだったり
嫉妬だったり
人間のもつ
喜怒哀楽さまざまな
要素が
つまっているということが
わかった。
私のカラダには
いろいろな人のクセや
いろいろな経験の記憶が
記録されているはずだ。
そう思うと
なんともいえない
不思議な気持ちになる。
人間の
どうしようもなさや
光のある方向を
めざそうとする力
そういうもの
すべて
自分の中にある。
そうおもったら
なにか
いま
世の中にある
いろいろな
なにかが
許されるような
気がした。
わたしも
許されるような
あたたかな
気持ち。
父もいま、
自分のルーツをいろいろ調べて
カタチにのこしたいらしい。
「ルーツをみていくとね
人生の縮図になってるんや…」
そう
父はいっていた。
わかる。
わたしも
わたしなりに
自分のルーツを
しらべて
わたしの視点で
カタチにのこそうと
決めた。
サンダーバードに乗り込む
父と母を
みおくったあと
じわーっと
でてくる涙は
悲しいとか
淋しいとかいうんじゃなく
ありがたい
涙なんだな
ということを
味わいながら
おうちに帰った。
＊ソラネコのライブ＊
■5月31日（土） 宮津・セヤネコ田植え歌in上世屋
田植え歌は稲が立派に育つように田の神さまに祈願する祝い唄。
機械じゃなくて手で仕事していた頃は暮らしの中に歌があった。
ここ上世屋にもかつてはあったけれどすたれてしまった文化のひとつ。
さぁ田植えを喜ぶ歌の復活です。
09：00 合力の家(上世屋901)の前に集合
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05月21日(水)
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