ID:3398
へそおもい
by はたさとみ
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■祭りのあと
2週間ほど前
真夜中にすべての電気を消して
神様を呼ぶおまつりがある
ときいて
いきたくなった。

それは、
春日大社のおん祭りの中の
一環である儀式である。

調べてみると
12月17日の深夜0時。

スケジュールをみてみると
17日の午前中は
奈良で予定が入っている。

これはいくしかないと
思い立ち
宿をとって
行ってきた。

春日大社の参道を一番奥まで
あるいたあたり。

真夜中
街灯や懐中電灯
携帯の電気
あかりというあかりを
すべて消して

真っ暗な闇の中
白装束を着た神官たちに
つれられて
神様がやってくる。

神官たちの発する
独特の
「ヲ―ヲ―」という声
太鼓の音
夜の冷気
神様の道を清める
火の跡…。

神様が前をお通りになった時は
空気がかわって
鳥肌がたつような
確かに
神様の気配をそこに感じるような。

無意識で
参ってしまうような
そんな不思議な
体験だった。


神様がお旅所に到着されてからは、
火が焚かれ、明かりがともり、
神様にご飯を食べていただいて
舞いや音楽が奉納される。

さむいさむいと
足踏みしながら
その場に立ちあって

宿にかえると
夜中の2時すぎ。


テレビをつけると
自民党圧勝と
選挙番組がちかちかがさがさと
やっていたので
すぐにチャンネルを変え

スペイン語の
シュールなアニメをみながら
眠る。



となりの部屋で
ねている友からメールがあり
春日大社に早朝参拝に
いくことにする。

太陽が顔をだす
ほんのちょっと前の
澄んだ空気を

こわさないように
そおっとあるく。


鹿たちが
たくさん
朝ごはんを
たべている。


春日大社の
参拝所のところには

日本だけでなく
世界の平和と
共存、調和を
お祈りする神様だ

というようなことが
書いてあった。

そうか。
きょうに
ぴったりだ

とおもった。


わたしたちは
お参りをして

おさんぽしながら
ゆっくりと
帰る。


参道で
声をあげて
ぶつかりあいながら
ケンカしている鹿もいた。

鹿もケンカするし
人間もケンカする。


友だちは
「社会があやうい今だから、なおさら、
 自分がしっかりしなくちゃ」

と話していた。

そう。

まずは
自分の世界からね。


たのしい
イキモノの
生活を

して
いかなくては。


悲しかったり
怖かったり
不安だったりすることに
目をそらさずに

だけれども
楽しく
わくわくと
イキモノとして

いきて
いかなくては。



奈良の空は
広い。

わたしの住む街の空よりも
ずっと
広い。


いつなんどき
なにがおこるのか
わからない
いまだから

自分の世界に
あるものを
愛でまくって
たのしみまくって

日々を
たいせつに
しなくては。

そんなことをおもって
お腹があたたかくなった

2012年12月17日でした。



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12月17日(月)
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