ID:3398
へそおもい
by はたさとみ
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■ゆるされること
ものごころついた頃から
自分がとても大きな罪を
おかしてしまったような
感覚があった。

普段は意識していないが
ふとした瞬間に
心の奥の深いところから
それが顔をだす。

わたしの中にある
このキューンとさみしい
感覚はなんなのだろうか。

最近
この感覚が自己主張してくるので
むきあわないといけないのかな…と
おもいはじめた。


とても
さみしくて
小さくちぢんで
どうしようもなく
孤独で
怖い。

真っ暗闇の真ん中で
上も下も
右も左もなく
息苦しく
なにもたしかなものを
さわることができなくて

その闇から
どなり声や
鞭や
責め立てる声や
パンチが
とんできそうで
怖い。

そうして
ごめんなさいごめんなさい
とおもう。

なにか神聖な
大きな存在に
謝らないといけないと
思うけれど

その存在の前に
自分をさらすことが
はずかしくて
はずかしくて
どうしようもなく
消えてしまいたいとおもう。

でも
おもいきって
緊張しながら
ごめんなさいごめんなさいと
頭を地面につけて謝る。

こんなうすっぺらい
言葉であやまっても
ゆるされるようなものではないと
思うけど

それしかできないから
ちっぽけながらに
あやまりつづける。


しばらくすると

なにか温かい手が
両側から背中をさわって
おおきなやさしさで
包んでくれるのを感じる。
頭をつつんでくれるのを
感じる。


顔をあげると
ほほえんでいるのがみえる。

胸がぷわーっと
あたたかくなる。


ああ
こんな汚い自分
ちっぽけな自分が
ゆるしていただけるなんて
なんてありがたい。

感謝の気持ちが
ぶわーっとわいて
涙があふれてくる。

海にむかって
えーんえーんと
おお泣きする。

海や森や空や風や
鳥たちが
力をくれる。

なんて世界は
やさしいのかと思う。

こんな罪深い自分を
ゆるしてくれる
大きな力に

また
頭をさげる。

だけど
まだまだ足りない。

わたしは
この自分の背負った罪を

光にさらして
水で清めて
大切に
つかっていかなければ
いけないと
思う。





玄関にいる
ポリネシアの酋長に
そんな話をしてみたら

酋長は
はははと笑った。

そんなこと
どうでもいいよ
たいしたことないよ

という笑いだった。


***


きょうは
インフルエンザの予防接種。


「きょう一日は
 激しい運動をしないように
 お風呂も洗い流す程度で。

 あと
 ハタさん大好きだとおもいますが…
 お酒も飲まないようにしてください。」


そう医者に言われる。

そうだった。

とんでもない二日酔いで
この病院で点滴をうけながら
仕事したことが

3回くらい
あったのだった。

酒好きとして
覚えられてる…。
12月18日(土)
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