ID:3398
へそおもい
by はたさとみ
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■ハワイへ
つつじの
夢をみた。
つつじというのは
わたしが育った
つつじが丘という
小さな町。
わたしが
子どもの頃ぐらい
たくさん雪がつもっていて
雪に
ごぼりながら
ちょっと高台にある
バス停へつづく
急な坂道を
登っている。
足がおもたくって
なかなか前にすすめなくて
もどかしい。
今はもうないけど
昔あった
小さな森も
夢の中ではまだあって
たくさんの
動物が
こっちをみている。
わたしは
両親を探して
登っている。
はやく両親をみつけないとって
あせって
登っている。
胸がどきどきしている。
やっと
てっぺんについて
てっぺんのバス停の横に
ログハウスがあって
その窓から
両親の顔がみえた。
すごくほっとした。
ふたりは
仲良さそうに
あたたかい飲み物をのんでいて
ああ
よかった
会えた
って
すごくほっとした。
すごく
ほっとしたんだけど
実際ふたりに
会うと
別にとりたてて
話すこともなく
なんとなく
居心地のわるいような
へんな感じで
わたしはそこにいた。
そんな夢をみたので
ひさしぶりに
実家に電話をした。
ふたりは
あいかわらず
なかよく
やっているみたいで
ほっとした。
「わたしのまわりでは
吐きくだしの風邪が
流行っているよ」
って話をしたら
「それは二日酔いやろ」
っていわれた。
「地球温暖化であったかくなったら
エボラが流行るから
気をつけるように」
っていわれたので
「気をつけるわ」
といって
電話をきった。
やっぱり
とりたてて
話をすることが
なかったけど
でも
なんかほっとした。
宝くじがあたったら
両親を
ハワイにつれていこう
って思う。
絶対に
ふたりが
いかなそうな場所。
12月12日(水)
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