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へそおもい
by はたさとみ
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■ときどきやってくる
きのうの夜は
魔物にちょっとかじられた。
腕とか背中のはしっこを
ちょっとだけ
かじられた。
ちょっとだけだったのに
とても苦しくて
相棒とふたりで
のたうちまわって戦った。
目をつむると
うずまきがぐるぐると
ぶつかりあって
たくさんの鳥の目玉が
こちらをみている。
どこかでしっている
この目玉たち。
少し明るくなってから
突然
どしゃぶりの雨が
ふってきて
すぐそばで雷がぶつかった。
雨が
あたたかい感じがして
そうおもったら
やっとねむったみたいだ。
夢の中で
たいせつな人たちに会った。
伝えたい想いがあるのに
伝えられないのが
もどかしくて悲しい。
それは
夢だけじゃなくて
現実でも一緒。
伝えたい想いが伝えられなくて
もどかしくて悲しい。
伝えたいそのまんまを
伝えよう
伝えようとして
だけど
伝えたいことは
現実の世界での
言葉とか
目に見える形では
伝えられるようなものではなくて。
言葉にできない
もっと深いところにあるもので。
それを
できる限りそのままに近い状態で
伝えたい
伝えよう
伝えようと
いろいろ試して
くりかえして
くりかえして
一生が終わっちゃうのかも
しれないな。
おきたら
いつもと違う場所に眠っていて
相棒ともども
泥まみれのようだった。
朝の空気は冷たくて
きょうも
なにもなかったかのように
こみこみ電車で出勤。
魔物に喰われるのは簡単だ。
昨夜はよくがんばったな。
05月02日(火)
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