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Diary
by y
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■胸がいっぱいになってしまった映画『死ぬまでにしたい10のこと』
 今日は、伸びすぎてもしゃもしゃになっていた髪をカットしに美容院へ。しかし考えたら、フツーはゴスペルLiveの前に行くよな〜。「舞台だから、おめかしする」という観点がすっぽり抜けていた私だった。とほほ。その後、ミニシアター系作品用のスタンプカードがたまっていたのでタダで映画を1本観た。『死ぬまでにしたい10のこと』という、結構話題になっている映画。これ、原題は『my life without me(私のいない私の人生)』で、これは中身を見るとナルホドなタイトルなんだけど、でも、この邦題の付け方はインパクトという点で上手い!と思いますねぇ。久々に邦題では上手いタイトル!最近、原題そのままの映画が多い中で健闘してます。
 で、映画の感想ですが。もう私は最初から、しくしくと泣きっぱなしで「いくら何でも泣きすぎ!」と自分にツッコミいれたいくらい泣き通しでした。余命いくばくもないと告げられたヒロインが、まず最初に残される二人の幼い娘のことを思うのだけど、まずこれで「うう〜っ」って感じだし。それにしても、このヒロインは決して取り乱さず、淡々と準備をするのだけど、それがまた、余計に内面の悲しみの深さを感じさせるし。私がこんな立場になったら、「なんで私がこんな目に遭うの?」って、もう絶対に取り乱してしまって大変だと思う。でも、残される家族に、思いのたけを伝えられるのは、まだシアワセなのだ。自分さえ死ぬとは思ってないうちに亡くなってしまう人もいるのだから。(例えば病気で意識がもうろうとしたまま亡くなってしまったりとか、ね。ウチの両親が両親ともまさにそうだった。)そういうことを思い出して、またも、涙、涙の帰り道でした。そうそう、ヒロインの母親役(かなりやさぐれた感じの設定)がブロンディのデボラ・ハリーだったので驚いた。一般人に混じってオーディション受けたらしいです。監督は同姓同名の人かと思っていたら本人だったので驚いたらしい。
 今日はホントは、この後にもう一本『座頭市』観ようかなと思っていたのだけど、もう、とてもとても観る余力はなくて帰宅。『座頭市』は、もう昼間だけの上映時間になっていて今週の半ばで終わってしまうので、今日明日中に観ないと、映画館では見れないのだけど、私はもういいや。浅野忠信君ファンとしては申し訳ないが。

11月02日(日)
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