ID:33418
日常妄想
by ミァハ
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■『やっぱそうきましたか。』のこと。
(at 2001 05/30 15:03 編集)
+約〇年勤めた仕事を、来月25日付けで辞めることになった。昨日、帰りがけに、急に社長に言われたのである。
「今の状態を見てもわかると思うけど、このままずっと暇だと思うんだ。三人で充分だし、あなた、転職するって言ってたじゃないか、だから、一応来月の25日で終わり、ということでさ」
「…は?」
…なにを言い出すんだこのひとは、というのがまっ先に頭をよぎったが、腹が立つあまり、いっそ冷静になり、それこそ血の気が引くような感覚を覚えながら、ああ。そういうひとよね、あなたは。と、胸のうちで頷いてしまった。社員を大事にしない。お金に汚い。先の事を見ていない。
+そう。言うなれば、これは解雇である。あなたは必要無くなったから、もう要りません、という。だが、社長は、解雇ではないと言い張る。
「ボーナスとかの都合もあるので、7月か12月に辞めたかったんですけど」
「冬に、ボーナスはこれが最後になるかも知れないって言ったろ?」
「…要するに、解雇ということですか」
「違うよ。転職するって言い出したのはあなたじゃないか。そうだろう?」
「そんなの、去年の暮れじゃないですか。具体的にいつ辞めるとは、こちらからはなにも言っていないじゃないですか」
「でも、あなたが辞めると言ったから、慌ててOさんを入れたんだぞ?」
「前になにかで話を聞いたら、Oさんは、違うと言っていましたよ」
「それは違うよ。あなたが続けてくれるんだったら、Oさんにきてもらうことなんてなかったんだよ。会社として、ヤバいっ!と思ったから、あなたのあとを補うためにOさんにきてもらったんだぞ」
「…ハー。そうですか。三人でずっとやってくんですか。Oさんは、自分ひとりじゃとてもじゃないけどやっていけないと言ってましたけど」
ちなみに、社長と社長の息子は営業、OさんはMac、わたしは超マイナーと思われる、FXという、東レの電子組版機を専門に扱っている。そのほかに、インスタントに名刺を刷る用の機械を、Oさんとわたしで兼用している。
「大丈夫だろ。たぶんずーっとこのまま暇になるから」
「新しい仕事をやろうとか、こちらが仕事を取りに行くようなことはしないんですか? はっきり言って、今のままじゃ、事業が小さくなる一方ですよ?」
「こういう世の中なんだよ。俺も考えてるよ? でも、おっきい広告代理店とかが入っちゃってることが多くて、なかなか入り込めないんだよ」
「ハー、そうですか。とりあえず、忙しいときは便利よく使っておいて、暇になったから、わたしは用ナシってことですよね」
「違うよ」
「そうじゃないですか!」
「違うよ。確かに、3月だか4月ごろにあなたが辞めたいって言ってたのを、忙しくなったから、結果的に長い間引き止める形になっちゃったけど、ひと段落付いたから、ありがとう、って言ってるんじゃないか」
「ですから、用ナシになった、ってことですよね」
「だから、さっきから言ってるだろう? ありがとう、って」
+++++
笑止。こちらが何を言っても、らちがあかない。なにが『ありがとう』なんだか。自分に都合よく話を持って行こうとするのはやめてほしい。社長は、こういう、御都合な話術に長けている。たとえ自分に落ち度が有っても、まわりのせい、あるいは、論点を摺り替えて、違うところへもっていく。
+確かに、わたしは昨年末に、なにかの話のなかで「もう、長くは勤めるつもりはありません。転職を考えています」とは言った。でも、年が明け、未だかつてない忙しさのなかでそれどころではなくなり、先日、社長本人に、転職の話はどうなってるのかと聞かれたときにも、殆ど白紙に戻ってる状態ですと言ったばかりだ。そもそも、いつ辞める、などとは、一言も言ってはいない。
+ボーナスについては、「次は無いかも知れない」と言われたと、印刷工のおじさんは言っていたが、わたしはそんなことを言われた覚えが無い。しばらく、信じられないほど忙しかったので、もらえないなどとは、夢にも思ってなかったほどだ。結局、6月でわたしを辞めさせるのには、7月までだと、ボーナスを出さなきゃいけないということになるからだろう。汚い。
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05月30日(水)
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