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日常妄想
by ミァハ
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■『使え。』のこと。
常識から考えれば、親が部屋を片付けてくれて(もっとも、厳密にはわたしの個室ではないのだが)、家に帰ればご飯が出てきて……なんて、恵まれ過ぎている環境なんだろうね。ママンが子離れしていないというのもあるんだが。オヤヂは横から口出すか時代劇か競馬観てるか、今だに切れてないと見える女から来るメールをこっそり(でもバレバレ)見ているぐらい。まぁ、段ボールは持ってきてくれたけどね……
とは言っても、まだちいさいころ、うちのママンが子供好きだったという記憶がわたしには無い。ひいきされるのも、どこへいっても可愛がられるのも弟で、わたしは親の愛情に飢えている。だから自分に自信の無い、人の顔色をうかがうような人間……アダプテッド・チャイルド、アダルト・チルドレンになる下地を作ってしまった。
今のママンのわたしに対する愛情は、あるとすればたぶん依存心だろう。ママンはわたしと同じで孤独な人だから。夫のせいで気軽に外出もできないから友人と遊ぶ事も無い。だから付き合いの有る友達と言ったら、オヤヂも知っている古いつきあいのおばさんしかいなくなってしまった。学生時代はまんまるに太っていたけど、明るくて友達もたくさんいたようだ。授業参観のとき、クラスの男子に「おまえの母ちゃんキレイだな」と言われた事もある。それが今は自由の無い生活に疲れた生気のないおばさんになってしまった。可哀想でしょうがない。
自分の妻をそんな姿にしてしまった夫。まともに生活費も入れず、好き勝手し放題でいつでもオレ様。ママンは、生活の苦労がたたり、更に夫に女の影がある事を知って、何かがあるとすぐにパニック症候群の症状、過呼吸を起をこすようになってしまった。うつで病院通いしているわたしから見れば、ママンは完全にうつだ。ひとつの事が気になったらそればっかりになるのも症状のひとつ。他にもうつの典型とも言える症状がみられる。たぶんわたしよりも重症だろう。
そんなママンだが、もう何年前になるか、夫が胃がんだと判った時は(憎まれっ子なんとやらで全摘が功を奏して現在は健康)、病院の帰りに毎日電車で泣いていたと言う。今でもその話をする。ママンは夫にも依存している。自分の自由を奪い、人生をめちゃくちゃにし、苦労ばかりかける夫に。わたしから見ると外ヅラがいいだけの最低な夫だが、妻からすればそれでも愛しているらしいし、依存している。離婚をするとか言い出したことは何回かあるけど、無理無理。
なんか家の話が長くなってしまったが、ママンは結果的に孤独になり生活苦を強いられるようになったが、ママンには恋愛をして結婚した夫や孫が居て、わたしには居ない、ということ。わたしは心から依存できる対象を持たない。今、現在の家に親と同居していて、世話を焼いてもらう事が依存だと言うのならそうなのだろう。しかしメンタリティはそうではない。親が居てありがたいと思ってはいる。感謝はしているけれど、依存をしているつもりはない。
でも、家の家族は結局、みんながみんな「使える物は使え」的な、依存心で繋がっているのかもしれない。こんなわたしでも使えばしあわせになれるのなら、使ったらいい。もう、依存でもなんでもいいよ。必要としてくれるのなら。わたしの心の昏い部分は、よほど他人から愛されて安心を得ない限り、この先も消えはしないだろうけど。孤独なんだ。孤独で繋がっている家庭のなかで、わたしは当然のように孤独だ。
家庭以外でも孤独だけどね…… どこにいっても浮くし。違和感を感じるし。馴染めないし。始めは輪に入れることがあっても、結果的には外にはみ出るし。わたしは誰のいちばんにもなれない。いちばんになれる物も持っていないけどね(苦笑) 会社でも、働き易くて雰囲気のいい会社で居易いけれど、そのなかで孤立している。なんか、孤立をする事が当たり前になってしまっているので、たまに輪に入れられると戸惑う。
結局何が言いたいのかというと、最初に戻るわけ。
自分の居る意味や価値を考える、と。
そんなもんはある程度の歳になったら自分で築いて行くものだけどね。
わかってるんだ。
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06月25日(月)
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