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日常妄想
by ミァハ
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■『夢を見た』のこと。
+まだ未読の最新刊を眺めては、「早く読みたいなぁ」と思っていたので、そのせいで夢に見たのかもしれないのだが、自分では、それだけの理由ではないのだ、という確信がある。自分が麒麟であること。珍しいとされる黒麒麟であること。これはつまり、誰かと特別な絆を持ちたいと考えているということ、ひとに特別視されたい、注目されたいと考えている、ということだ。それは、いかにも自分の考えそうなこと…というレベルの話ではなく、いつも自分が考えていることそのもの、なのだ。自分の願望が、そのまま夢になって出てきた、と言えるのだった。
+王と麒麟の関係は、わたしのいちばん好きな小説『パーンの竜騎士』シリーズにおける、騎士と竜との関係に似ている。騎士と竜は、見えない絆で常に繋がっている。騎士は、卵から孵化したばかりの竜によって選ばれ、死によって引き離されるまで、心や感情をわかり合う無二のパートナーとして生きる。その絆は強く、片方が命を落すことがあると、残された片方は、精神を病んでしまうか、自らも死を選ぶこともある。
十二国記における、王と麒麟も、そうなのだ。麒麟が王を見い出し、見い出された王と麒麟は、その先の運命を、共に歩いてゆく。揺るぎ無い、確かな絆で結ばれている。それぞれを補い、伸ばし、叱咤しながら、国を治める。王が、人道に悖る行いをすると、麒麟は病んでしまう。これを失道、という。麒麟が失道すると、国の治安も、王自身も無事ではいられなくなる。麒麟が死ねば、王も死ぬ。また、王が死んでも、死ぬ前に麒麟を神に返してやらない限り、麒麟もまた、死を得ることになるのだ。
+この得難い、貴い絆が、パーンと十二国記、両シリーズの大きな魅力のひとつになっていると思うのだが、創作の物語のことであるとはいえ、かれらの絆が、わたしには、とてもうらやましい。焦がれるくらいに、うらやましい。どちらかがどちらかに服従する、というのではない。ツーカーの仲、というのかな…気の置けない仲、というのか。ふたりでいるのが当たり前で自然なこと、というくらいの、お互いの存在感。(一部擬人法ですな・笑) なにしろわたしは、何回も書いてきたように、人間関係において、いつも疎外感を持ち、不信気味でもあり、寂しさや切なさ、やりきれなさを感じているので、喉から手が出るぐらいじゃ表現に足りないぐらいに、こうした、かけがえのない固い絆が、自分にも欲しい、と願っている。
(18:21 UP)
09月25日(火)
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