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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■被災地支援報告会
被災地に1ヶ月にわたって延べ4人の職員が派遣されていた。
本日は定時後その報告会。
上司から仕事が回らないから今回は見送ってくれと言われ、被災地にいけなかったオイラにとっては生きた言葉が聞ける貴重な場所だ。
過去にこの眼で見た阪神淡路や福井の水害や新潟中越地震の状況を思い返しながら報告会の言葉を聞いて行った。
報告を聞きながら思ったのは、被災地の役所は大混乱の中精一杯やってたんだなってことだ。
もちろん、今思うとあり得ないと思う不手際もあったかもしれない。
だけど、あり得ないことを正解だと思って行なってしまうくらい混乱してたんだろうなって、思った。
もちろん派遣先の役所での混乱は、良い教材として考えて行く材料にしていかなくてはならないし、同じことを今後起こるであろう震災の時にオイラたちが同じ様に混乱してはならないと思う。
今回の事を経験の蓄積として、しっかり伝えて行かなくてはならないことだ。
また、派遣された職員が被災地に赴くことについて、いろんな葛藤があっただろうし、いろんな覚悟もあっただろうし、そういったことが聞けたのは良かったと思う。
同時に、家族の気持ちも聞けたのも良かったと思う。
それはうちの町で、もしもっていう時のヒントになる言葉だったからだ。
欲を言えば、派遣された職員の同じ部署の人はどう思ったんだろうってことが聞けたらもっと良かったかな。
家族の場合も同じだろうけれど、残った職場の同僚もその人の分の仕事をしないといけないから結構大変だったと思うし、まだまだ揺れていたころだったからそれなりの心配もしたんだろうと思う。
まわりの協力なしには派遣に手を挙げることは出来ない。
個人的なボランティアでいくわけではなく、職員の立場で被災地に派遣される以上は、ベースとなる自分の職場のことも最大限考えなくてはならないと思う。
個人の感情だけでは割り切って考えることは出来ない。
そういう意味では、派遣された職員の一人からちょっと寂しい発言があったから、余計にそんなふうに思った。
派遣された職員の皆さんも、派遣期間が短期間だったせいもあり、達成感もなければ、物事を体系的に整理する時間もなかったから、今後のうちの町が考えて行かなければならない方向性について、抽象論でしか整理出来なかったのは仕方がないとしても、貴重な経験を話してくれることで、このままでは行政のプロとして足りないことがあるよって言う認識はあらためて思うことができた。
今後自分たちがやって行けなければならない方向や、もしもの時の覚悟がほんの少し見えて来たような気がする、そんな報告会だった。
06月29日(水)
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