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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■古知野高等学校演劇部稽古&中継訓練
今回は、前回言ってたとおり裏方へのアプローチが主な課題だ。
特にこの日は音響さんへのアプローチが主だったかな。

稽古場のある体育館の放送室で音響さんの仕事は行われていた。
いろんな音響機器が並んでいて、もともと演出とともに音響さんをやってきたオイラにとってはとってもココロが落ち着く場所だ(笑)
さて、そこで何をしたかって言うと、音源の作り方のイロハ。
今回の芝居はMDで音源をつくって行くんだけれど・・・・ん?
やっぱりと言えばやっぱりだし、知らなくて当たり前だと思えばそうだし。
そうそう、MDには機器特有の癖があって、そこを知らずに音源を作ってしまうと、芝居づくりの現場で上手くいかないところが出来てしまう。
例えば、MDラジカセで録音すると、音の始まりの前に1秒程度の空白が生まれることなんかを説明していった。
1秒って日常生活ではたいしたことがないんだけれど、芝居のキッカケを考えた時に1秒って実は果てしなく長い時間なのだ。
台詞一つとっても1秒あれば12文字くらい話せる。
12文字あれば、一つの感情を表現出来る。
そこで、台詞のキッカケとともに再生ボタンを押しても、1秒という時間のなかで大事なキッカケを通り過ぎてしまうのだ。
キッカケをしくって後で音が流れはじめると、意図したものとは違う形でお客さんに伝わってしまう。
だからまずはこの空白を埋める作業をやってもらった。
つづいて、音の切り貼りの仕方をMDをつかって経験してもらった。

で、その作業をしてもらっている間に、演出へのアプローチ。
・・・ん?
今日は演出がいないんだ。
演出助手がやってるんだ。
あらら、前と同じ稽古状況になっている。
稽古時間よりも、ダメ出し時間が長い。
演出助手が心行くまで語ってしまっている。
これでは稽古密度が薄くなってしまうし、みんなはそれが当たり前でやって来たから、その辺の危機感がまるでない。
それに、場面場面でプチプチ切ってその作業を行うから、ちっとも稽古が前に進まない。
なので、とりあえず出来るだけ長くシーンを続けてもらって、今大事な流れを創るという作業をやってもらった。

そういえば、同じ体育館の中でバレー部とハンド部が練習してたけれど、中でもハンド部はスパルタだったなぁ。
先生がどしゃべる度に空間全体がダークな雰囲気になってしまう。
「なんとなくやるな!!なんとなく!!!」
言ってることは正しい、しかし、どしゃべる意外に指導方法はないんかいって思ってしまう。
演劇部員に聞いてみると、その先生は部活の時だけスパルタなんだそうな。
ほほう、と言うことは趣味とストレス発散をかねてるのね。
じゃあいいか、スパルタでも許す(笑)

それはさておき、どこの集団でもそうだけれど、演出のいない稽古場は物事がいつもと違うかたちで進んでしまうよなぁ、と感じた一日でもあった。

そうそう、芝居の中で大事な役割を担う楽器がやって来たけれど、本番中にこいつを移動させるのはなかなか至難の業じゃないかなって思う。
芝居にスピードを上げて行くためにも、演出プランを練り直した方がいいかな。
ま、きっと通し稽古をやると気付くと思うけれど。

本番まで2ヶ月を切っている。
そろそろ通し稽古をはじめなければいけない段階かなぁと思う。
でも、いろんな場面で青春だなって感じることばかり。
オイラは稽古に参加しながら、あんなことやこんなことを思い出したりもした。

さて、夜は消防団の中継訓練。
中継訓練とは、防火水槽や消火栓から水を本署の消防車に中継する訓練のこと。

先週の火事を受けて、火災の場面でみんな混乱して上手くいかなかったこともあり、消火栓からの水のだし方や、普段使っているポンプ車のイロハについて消防署員に丁寧に説明を受けた。
今まで知らなかったことがたくさんあって、身のある時間になったなぁと思う。
06月11日(土)
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