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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■LIVE「田口美郷パーカッションリサイタル」
田口美郷さんと出会ったのは、もうかれこれ15年以上前になるかな。
お母さんと一緒に初舞台に立った姿をみてる。
パンフレットには当然のように打楽器を始めた歳からしか書いてないけれど、扶桑町での演劇の舞台が初舞台なんだよなぁ。
それ以来、打楽器演奏の場面よりも、飲み屋で酔っぱらった姿の方が多く遭遇してるかな(汗)
チラシの写真は・・・だいぶ作っとるねぇ(笑)

今回の会場は電気文化会館の地下2階にあるザ・コンサートホール。
はじめてやって来たけれど、天井が高くて音響的にはかなりライブな空間だ。
オイラは会場30分前に到着したけれど、もうたくさんの人が入り口前に溢れていた。
このライブに対する期待の高さを伺わせる。

開場し、客席は立ち見も出る大盛況。
同時に、初リサイタルだけあって客席空間にも緊張感が漂っている。

ライブの方は・・・・やっぱり人柄が出るよなぁ。
今回のセットリストは、今までオイラが見て来た彼女の演奏に比べて内証的な方向にふってるんだけれど、個性はなんとなく見えてくるなぁ。
本人の得意な部分と苦手な部分、好きな部分と嫌いな部分が演奏から何となく感じたなぁ。
でも、全体的にはちゃんとパーカッションの可能性をしっかりと魅せてくれる振れ幅の大きい演奏で、ほんと見てて楽しかった。

そういえば、パーカッションのライブは神保彰さんのワンマンオーケストラを見て以来だけれど、その時に感じたワクワク感と同じようなワクワク感を感じたなぁ。

Sembaでは広がりのある大地の空間の情景や匂いまで想像させてくれた。
The Castle Of The Mad Kingは孤高の王様の苦悩や孤独がしっかりと伝わって来た。
会場に来るまでipodで聞いてたthe pillowsのBrilliant Crownの世界観とだぶるよなぁなんて感じた。

休憩を挟んで後半1曲目のこころvol.2は役者との即興演奏。
ここは申し訳ないけれど、役者が出ている関係でちょっとシビアな目になってしまう。
役者の役づくりがもう一つだったかなって思ってしまった。
出来れば着飾った衣装もなく、舞台用のメイクもなく、誇張した役づくりもなく、ネイキッドな感じで板についてくれたら、もっと伝わったんじゃないかなって感じた。
歌や台詞で伝える以上のものが伝わったんじゃないかなって思う。
台詞も、パーカッションのリズムよりも早くするか遅くするともっと伝わったんじゃないかなって思う。
でも、ココロの闇だったり光だったりを表現しようとする情熱はちゃんと伝わって来た。
本編最後のExotic Conga Variationでの師匠との共演は、この先きっと二度とないんだろう舞台なんだろうなって思ってみていた。
師匠からのオファーをしっかりと受け止めながら演奏している彼女を見て、何かココロ暖まるというか、グッと来るものがあったなぁ。
完璧にお父さんモードのお客さんになったなぁ、この段階では。

アンコールの最後は、完璧田口美郷ワールド。
いままでピンと張りつめてたものが一気に決壊してリズムの大洪水。
会場の緊張感もぶちこわして、会場が一つになった。
笑顔が溢れる素晴らしい空間になった。
きっと彼女はこれからも音楽を通してこういう空間を作り出し続けて行くんじゃないかなって思う。
とても幸せな空間だった。
その幸せな空間の中で一番幸せそうにしていたのは、彼女のお母さんだった。
あの充実した表情を見れただけでも、このライブに参加出来てよかったなぁって感じた。

また、こうしたライブがあったら観に行きたいなって思った。

02月06日(日)
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