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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■LIVE「TATSURO YAMASHITA Performance 2010」
珍しく(笑)2年連続の名古屋公演。
普通はニューアルバムを出して、そのプロモーションとして全国ツアーを行うのが一般的だが、この人はアルバムがライブ開催に間に合わなければ、レコーディングを中断してライブを敢行するという、素敵な姿勢の持ち主だ。
毎回そうだけれど、予定どおりアルバム出せないなぁ(笑)
だから、アルバムのプロモーションはやめて、ライブのためのライブになった。
言い換えればその時にやりたい曲をやりたいようにやると言うセットリストになる。
だから、MCで一言。
「予習して来てもムダです」
確かに、よく分からないくらい昔の曲が多かったなぁ。
夏のライブだけど、一気にクリスマスになったり、また夏に戻ったり。
しかし、そんなことは関係ない状態。

この人のライブは長い。
だからかも知れない。
開演時間が平日にもかかわらず18時30分。
そして終わるのが22時前。
とにかく長い。
でも、そこには深い理由があった。
全国ツアーを始めたてのころ、地方都市の会場で一杯にならない観客席を見た時に、「次にここに来れるんだろうか・・・」と感じた時に、「だったら目一杯やったれ」と思って、そこから3時間以上のライブが始まったんだそうな。
音楽を聴いてくれる人や、ライブ会場に足を運んでくれる人がいなくなったらいい気に失業してしまうこの業界の人ならではの発想だ。

だからこそのお腹いっぱいのライブ。
57歳という年齢を感じさせない素晴らしいパフォーマンス。
相変わらずキレのあるリズムギターに伸びやかな声と、説得力のある歌。
超一流のグルーブを聞かせるバンド。
主に時間と天気を表現する演劇的な照明。
オイラがいたはるか彼方の3階席までクリアに届く素晴らしい音響。
ライブ前半から演奏を盛り上げていくノリノリのオーディエンス。
その場にいたみんなで今夜の体験を素晴らしいものにしていこうという感じで一つのライブを作り上げていった。

真夏の夜の夢と言う感じの素敵なライブだったなぁ。

これから還暦までは毎年ツアーをやるって言ってたから、可能なかぎりお付き合いしていきたいなぁと思う。
09月03日(金)
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