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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■NHK-G「クローズアップ現代/生前から葬式を考える」
末期がんの延命治療をやめて静かに死を待つ男性と、その家族の姿をそのテレビカメラは映し出していた。
死を覚悟したときから、病床で話し合われて来たのは・・・なんと自分の葬式の段取り。
そこで、男性は自らの葬式にピアノの生演奏をしてほしいと。
家族はピアノのある斎場なんてないと猛反発。
そこで男性はオルガンでもいいとポツリ。
これで斎場は教会に決定。
お客さんは多く呼ぶか少なくしてひっそりやるか、遺影はどんな写真にするのかなどなど。
いろんなことを決めていく間に、今まで口にしなかった男性の家族への思いや、家族を顧みず仕事に情熱を注いでいたときの気持ちなど、いろんな会話をすることで、家族間のココロの距離が近づいていく様子が見て取れた。
男性の生前の最後の映像は、奥さんに「ありがとう」と一言いう場面だった。

そして、葬儀の模様が流され、家族を失う寂しさよりも、感謝の気持ちにあふれていたとても幸せな感じの葬儀になっていたなぁ。
こうしてテレビではた目から見ても、こんなふうにおくられるって幸せな最期なんだなぁと感じた。

この番組の冒頭、自らの葬儀の行い方が様変わりして来たという内容だったが、
葬儀を行わず火葬に直接持っていくパターン
遺骨を海や山に撒くパターン
遺骨をロケットに運んでもらって宇宙に撒くパターン
など、様々なものが紹介されていた。

番組の後半には哲学者の人がしゃべってたけれど、内容は何だか分かんなかったなぁ(汗)

でも、オイラの最期は自分で選びたいなぁなんて思うし、かつて人生50年と言われていた時代をへて、今は人生80年時代に突入。
かつてだったら、オイラの人生はあと10年かなかったけれど、今だと今が丁度半分だ。
20代30代の頃は還暦まで過ごせたらあとはどうでもいいやって思ってたけれど、今この歳になって思うことは、選挙事務をやりながら明治生まれの人が元気に歩いて投票にやってくる姿を見ると、目指すべき姿はあそこかなんて思ったりもする。

死は誰にでも平等にやってくる。
残りの人生をどう生きて何を残していくか。
そしてどう最期を向かえていくか。
そのとき、オイラはちゃんと自分の最期に向き合ってられるのか、恐くてじたばたしてるのか。
はたまた、そんなことを考える間もなく、事故や瞬殺の病気で、あっという間にこの世からいなくなってしまうのか。

自分の人生の最初と最期は自分では決められないけれど、最期が何歳だったとしても、最期の瞬間を満足した形で迎えたいなぁ。
きっとそれが人生で一番の贅沢なんだろうと思う。
08月02日(月)
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