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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■妹結婚式当日
いよいよ結婚式当日だ。
お互いつきあい始めてから12年。
人生の3分の1以上つきあって、やっとゴールイン。
端から見るとそんな感じに見えるのだろう。
オイラの結婚の時期が二人の結婚の時期に影響したかもしれないし、どちらかが優柔不断でなかなか決められなかったのかもしれない。
でもそれは、二人の中でしか分からないことなので、あくまで推測のかぎりだ。
でも、結婚披露宴で友人のスピーチの度に「12年、長い!」という言葉が出てくる。
その度に何故か心がちくちく痛かったりするのだった。
会場は小牧ロイヤルホテルの15階のレストラン。
名古屋空港から離発着する旅客機が見えて眺めがいいのだ。
しかも時間帯は夜である。
眼下に星くずのように明かりがちりばめられた中で披露宴は進んでいった。
前日から弥生がナーバスだったが、その気持ちは絶頂に達していた。
妹に近づくどころか、顔を見るのも嫌になっていた。
式が始まるまでずーっと泣きそうになっていた。
でも、子どもなりに偉いなあと思うのは人前式が終わる頃にはちゃんと自分の中で心の整理をつけて、結婚を祝福する気持ちになっていった。
ちなみに秀次も今日が何の日かしっかり分かっていたようで、大人しくしていた。
披露宴も佳境に入り、さだまさしの「親父の一番長い日」みたいな感動があるかと思いきや、意外とあっさりしたものだった。
披露宴が終わり家に帰ってきてから、重大な問題点に気付く。
どうやって数えても引き出物が一つ多いのだ。
さっそく妹に電話をかけて会場で引き出物がなくて大騒ぎしてる人がいないか聞いてみた。
そしてらやっぱりいて、(酔っぱらって)大騒ぎしていたようだ。
てなわけで、さっそくもといた会場に引き出物を届けに戻った。
どこかなどこかなと捜してみるとホテルのロビーの喫茶コーナーで歓談中のグループを見つけた。
滝高校演劇部OBの2次会になっていた。
妹夫婦はこの演劇部がきっかけで出会った。
そして偉いことに今でもぼちぼちと演劇を続けている。
ここで断っておくが、オイラが芝居を始めたのは妹たちがきっかけだったわけではない。
で、この二次会にプチ参加させてもらった。
少しの時間だったけど、いろいろと話をさせてもらった。
妹の別の面を垣間見ることができた。
静かだけど、幸せな光景だった。
なぜだかわからないけど、心の中で「大丈夫だ」と思う俺がいた。
11月09日(土)
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