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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■津島北高校演劇部「エンターティナー The New One Step」本番!
自分で劇団をやっていた頃は週3回夜間の稽古でサイズが120分の芝居を作っていました。だからみんなが集まってくれている稽古場は1分たりとも無駄にはできなかったのです。プランは家に帰ってから作っていました。お客さんから時間とお金をもらってそれに見合う芝居を作っていくということはそういう責任を負うことなのです。お客さんがつまらないと感じてしまえばもう次からは芝居を見に来てくれないという恐怖との戦いでもありました。お客さんが面白いと思うものを作らなけれなならないという制約がありました。高校演劇は他校の演劇部員が大多数とはいえ見てくれるお客さんがいるのが前提なので、お客さんがいなくなる恐怖からは解放されているので、反対にそれだけ自由にどんなことをやっても大丈夫なのです。
演出である自分は空間、音響、照明のプランと音響オペをやっていましたが、10人出る芝居を12人の劇団員で作っていたのでそういう状況になったわけです。ですが、今の演劇部は幸いにして人数がいます。それぞれ責任を分散してみんなでやっている今の方法があっていると思います。ただ、みんなが自分の思いだけを形にすることにこだわってしまうと、一緒に舞台に乗せた場合に一つのものにならないです。そのために演出と舞台監督と言うまとめ役にまとめてもらう必要があります。同時に、演劇部員全員が目の前の芝居に対して台本を何度も読み込んで想像して妄想して立体化して、こうなったらいいよなあっていう理想を作り上げていった上で進めてほしいと思います。一役者であっても一裏方であっても、今作っているものがどうな風に見えるうだろうという客観視をする視点を持ち合わせてほしいということです。それがお客さんの視点ということになります。

昨年は尾張地区から中部に行った高校がありませんでした。結果を見て傾向が変わったとか、審査員が入れ替わったからとかいろんなことを言う人がいるかもしれません。でも、単純に他地区の高校の芝居が良かったって言うことだと思います。
ここに書いたことを全部やったら絶対に中部に行けるのか、と聞かれれば答えは絶対いけるとは言えません。ここに書いてあることは台本のセリフやト書きと同じです。それを立体化して表現するのが演劇部の皆さんです。でも、今日の芝居のラストシーンで見せたあの思いがあれば、きっといい結果をつかみとることができるんだろうと信じています。それだけ、心を動かす芝居を今日見せてもらいました。また一緒に頑張っていきましょう!

03月29日(木)
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