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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■津島北高校演劇部「エンターティナー The New One Step」本番!
装置については全く何もない想定ですが、それでも芝居を良く見せるための補助的なものは舞台上に必要かと思います。それが何か考えましょう。
衣装は全員完全一致にするか不完全一致にするか、はたまたバラバラにするのかを、台本をじっくり読んでどんな役者像が求められているのかを演出と共に考えましょう。
照明はホリを使わない=大黒を使う方法で照明を組み立ててください。また、LEDの使い方でいろんな表現ができるので、いままでの賑やかしみたいな使い方ではない方法を、いいかえると芝居の重要なシーンの重要なあかりとして使う方法を考えましょう。
音響は使うならば、起承転結をしっかり作って音選びをしましょう。起承転結を実感する方法として選んだ曲を最初から最後まで続けて聞いてみることです。一本のライブの選曲をしてる感じになってればいい感じです。例えばビートハイの選曲を最初から最後まで通して聞いて見てください。しっかり起承転結のストーリーができていると思います。もちろん、選曲は立ち稽古に入る前に完成させておいてください。
演出は、先日渡した本を読んで必要なところを演出に生かすようにしてください。大事なことはあの本にほぼ書いてあります。
お父さんお母さんが生粋の愛知県人である人は、普段の家での名古屋弁をチェックしておいてください。そして、自分自身の言葉もね。
・演劇集団としてのルールづくり
稽古は第1の観客である演出を目の前にした本番です。お客さんを目の前にしていれば絶対にしないことはしないようにしてください。稽古中一番目立つのは、演出が止めてないのに役者が勝手に芝居を止めてしまうことです。セリフを忘れたかもしれないし段取りを間違えたかもしれないけれど、そこで止めずに続けていくことも本番想定の稽古となっていきます。今回の本番でも役者がなかなか出てこなくて心臓が止まりそうなシーンがありました。ああいう場面で芝居の質を落とさずにつないでいくための稽古も必要なのです。
芝居は音のメディアです。なので、静寂も必要な「音」になります。演出が芝居を止めるまでは本番同様不要な会話や不要な動きで音を出したりしないようにしましょう。
演出が芝居を止めた後に、役者は必ずその場で立ち止まってください。演出は気になる場面で芝居を止めるので、そこから動かれると困るのです。そして、演出との会話はその場でしてください。それが全体で共有する情報となります。芝居が止まった後に役者同士で勝手に会話をしないようにしてください。必要なのは第1の観客である演出との会話になります。それは裏方でも同じとなります。
芝居の稽古は全員で向き合いましょう。どんな少人数の役者の稽古でも稽古中は裏方も含めて全員で集中して臨みましょう。反対に裏方の仕事も全員で行いましょう。稽古日と裏方の作業日とは同じ日にならないようにしましょう。
役者の欠席があっても芝居の稽古は予定通りしっかりとやってください。欠席した役者の分は代役を立ててください。代役は今までのように前から見てセリフをいうだけの代役ではなく、必ず一緒に立って動いてください。休んだ役者から役を奪う気持ちでやってください。重ねて言いますが稽古は本番想定なので役者がなんらかの理由で出られなければ、誰かが代わりにやらないと幕があかないからです。
裏方の取りまとめは舞台監督が行なってください。稽古日程と裏方日程の調整も舞台監督が演出と相談して行いましょう。舞台監督は裏方が行う全てを把握する必要があります。ある場面で舞台上に誰がどんな色の衣装を着て出ていて、どんな音が流れていて、どんな照明になってるのかを把握しておくのです。そうすることで現場で実行できないプランになっていないか、もっと楽にできる方法はないかなどを確認できるのです。
大雑把に言ってしまうと、本番でお客さんが見るものに責任を持つのが演出でそれ以外が舞台監督と言うことになります。そうした組織を意識して部の運営をして言ってください。
色々要求をして窮屈に感じるかもしれないけれど、必要最低限のルールを書いたつもりです。
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03月29日(木)
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