ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■堕威バ
書き込み画面を立ち上げている今の時点で何も思いついてないです…
うわーうわーまーにーあーわーなーいーーーー
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堕威の誕生日の日は、いつも色々なものが届く。
今年はまた一段と増えているみたいだ。
その中でもやたらと目をひく赤い薔薇の花束を抱え、堕威は楽しそうに笑っている。
「pigのやつ、いくら俺が赤好きやからってこれはないやろ〜?」
薔薇の花びらをつんつんつっついたりして、花束を弄んでいる。
花束の中に埋もれていたメッセージカードは、大きく開かれて机の上に投げ出されたままだ。
中には一言、Dear Dieとだけ書かれている。
よく喋る彼らしくないメッセージカードに、俺は彼の本気を感じとり、つい眉ねを寄せてしまう。
「なー、薫くん。ほんま外国の人は行動が突飛やでな?」
そんな俺の心情も知らず、堕威は無邪気に話しかけてきた。
堕威はいつでも、良く言えば純粋だ。
「ん、あぁ〜〜」
俺はそんな堕威に対して要領の得ない返事しかできなかった。
しかし堕威はそれを気にする風もなく、にこにこと笑っている。
「さーて、俺は堕威に何あげたらえんかな?」
俺はもやもやしたものを払拭する様に堕威に問いかける。
毎年俺は、堕威に何がほしいか直接聞いて一緒にプレゼントを買いに行く。
去年は酒をしこたま買わされた気がするな。
「今年は何もらおうかなー。薫くんやからけっこう奮発してもらわななー」
こいつは俺の時は容赦なく物をねだってくる。恋人やから思って、ほんま遠慮なしにやってくんねん。
「お前、まだ正月とかあんねんぞ。最近こっちおってもお年玉ねだられんねん。ちょっとは遠慮してくれや」
俺は情けなくも堕威にそう嘆願する。
「薫くんのけちー」
堕威はそんな俺に頬を膨らませて抗議してくる。あかんあかん。ほんまきついねん。
「んーでも実際はもうあんま欲しいもんとかないねん。ねだりたくても」
そんなに俺をせびりたかったんか、こいつ…。
俺からものをせびるのが楽しいのか、本当に高いものをねだろうとしていたらしい堕威、でも肝心の欲しいものがなくしょんぼりとしている。
俺としてはかなりほっとしているのだが。
お年玉もやけど、年始のBOMBの新作ジーンズ予約してもーたし、ほかにもいろいろとあるからな。
「ほーかぁー…ほんならどないしよ」
しかし欲しいものがないというのも困りもので。
これではいつまでたっても何を買うか決まらず貴重な時間が過ぎていくのみだ。
なんぼ今から暇やゆうたって、店の開いてる時間は限りがあるし、今日を逃したら何週間も先になってまうかもしらん。
「んー……じゃあ、今から日付けかわるまでめっちゃ俺んこと甘やかしてや!」
そんなこと考えてたら、いきなり堕威から思いがけないおねだり。
「あぁ〜??珍しいこというなぁ」
俺は素直に面食らう。
「んー、何となくな。最近ずーっと仕事やったし」
うんうん、そやなぁ。
「それに、こんなおっさんになったら、こんなことでもないかぎり……甘えれんやん?」
そう言ってちらりと上目遣いで俺を見る堕威。うわっ!それあかんて。
どうやら堕威は俺に甘やかされて、甘えたかったらしい。
いつも意地はって俺につんけんどんな堕威ちゃんの精いっぱいのおねだり。
もうどっちが誕生日かわからんなこれ。めっちゃうれしいで。
「ええで、願ったり叶ったりや。今日はとことん甘やかしたる。片時も離れんからな!」
「うん。俺満足させてな」
そう言って頬を染め素直に頷く堕威を、俺はぎゅーーっと抱きしめた。
あぁ、何てかわいい恋人なんやろか。俺は思いの限り抱きしめる。
堕威もそれに応えてくれてるのか、俺の背中に腕をまわしてくる。
だいぶ長い間そうした後、お互いゆっくりと離れて照れくさいなーなんて言ったり。
一応ちゃんとプレゼントも買おうってんで出かける用意して、手ぇつないで二人で家を出る。
堕威も俺も終止笑顔。
あぁ、何買おうかな。嬉しいから、エビスのジーンズでも買ってやろうかな。あ、ケーキ予約してたん忘れてた。取って帰らな。酒のつまみと酒も。ごはんは簡単にパスタでええか。
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12月20日(水)
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