ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■京くんのGtウォッチング
「赤ちゃん、堕威ちゃんですよー」
堕威くんがぬいぐるみに、いないないバーしながらそんな事言ってたのは昨日の事だ。
「赤ちゃんよちよちー」
今日はぬいぐるみを抱いてあやしている。
いや、ええっとですね。
前から頭が弱いとは思っていたんですけれども、どうしたらいいんでしょうかあの赤いゴリラさん。
俺は良い考えが浮かばず苦悩していた。
でも手からふがしは絶対離さない。
ふがしヲタとしては当然の行動。
さりげなく近寄って"何?何がはじまってんの?"と平静を装うか、
それとも"堕威くんどしたーん!新しいギャグか!?"っと突っ込むか。
相手が天然はいったゴリラさんだけに反応に困るねん。ほんま気ぃつかってほしいわ。
そんなこと考えてたら敏弥が来た。
おそようさん。お前遅刻やぞ。
「あはは〜!遅刻しちゃった〜!みんな心配した?心配した?俺は大丈夫だよ〜!!心配してくれてありがとうね〜♪敏弥嬉しい!」
相変わらずうざい。
「あれっ?堕威くんどうしたのー?てか何してんのー?」
しかしうざくても時折めんどくさい事に自分から割り入ってくれるのが良い所だ。
「あっ敏弥おはよう。あんな、赤ちゃんができたときのシュミレーションしてんねん」
ふーん、へー、ほー。
「まじでー!てか結婚すんの!?デキ婚?デキ婚?相手誰だよー!紹介しろYO!!!」
「結婚はいつかするで!赤ちゃんは薫くんが産んでくれるん!!」
「ぶふぉっっ!!!ふぉっ…フォーーーーー!?」
堕威くんが問題発言をかました瞬間ソファーでコーヒー飲みながら新聞読んでる薫くんが吹いた。
ちょっとやめてくださいよ、それこのスタジオの新聞ですよ。
ってか二人付き合ってるんはしってたけど堕威くんが突っ込む方やとは思わんかったわ。でかいけど馬鹿やもん。だまされて突っ込まれてそうやん。
「だっ!堕威ちゃん!何言うてんねん!俺産まんよ!いっつも俺はタチやし!ってか産むなら堕威ちゃんやろ!」
はい、ここでツッコミますが、
ど ち ら も 産 め ま せ よ
「だって痛いん嫌やん?やったら薫くんが産むしかないやろ!」
「俺種つけしてる側やで!無理やし!」
もう一回言います。
ど ち ら も 産 め ま せ よ
「薫くん…俺が痛い思いして泣いてもええん…?」
堕威くんが涙眼で上目遣いしてます。
いやぁ、アレされたら薫くん耐えられんのちゃうん?
ほら、現にあの人仰け反ってますよ。
「む…無理や…結婚式にウェディングドレス着るんはまだ譲歩してもええけど、あっそん時は堕威ちゃんもやで!
いやしかし、赤ちゃん産むんは無理や!俺堕威ちゃんが産んだ堕威ちゃん似の可愛い女の子ほしいし!」
薫くんの明るい家族計画はまず堕威くんクローンな長女からはじまるらしい。
「痛いの嫌や!俺薫くんが産んだ俺似のかっこいい男の子が欲しいんや!」
………………
!…堕威くんのあまりにもナルシストな発言にちょっと意識飛んでたわ!
二人を見るとお互いにまだどっちが産む産まないで言い争ってる。
敏弥はおろおろしている。ガンバレ。
「…………」
そこに大幅遅刻で心夜が来た。挨拶くらいせぇや。
それを見た堕威くんが"しめたっ!"とばかりに目を輝かせて心夜の背後へまわった。
そして心夜に事情を説明。眠そうな顔できく心夜。
薫くんは泣きそうだ。
そしてすべてを聞いた心夜は一言。
「二人とも産めないじゃん」
もっともな事を言った。
面白い事もない、ただそれだけの日だった。
当然仕事は進行しなかった。
END
行き詰まりだよ。
11月22日(火)
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