ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■古いの
「だっ・・・・堕威ちゃん・・・・・」
その時、薫は携帯を持ったままそう呟いた。
「俺・・・俺・・・堕威ちゃんに見合う人になれるやろか・・・」
趣味趣向♪
「はぁー・・・・」
薫はその日、深い深いため息を漏していた。
はぁ・・・と溜息を吐いたかと思うと物思いに耽る、
そんな状態が本日長々と続いているのであった。
「かっ・・・薫くんどうしたの?」
あまりにも憂鬱そうで、気持ち悪くなった敏弥が、
我慢を堪えきれず、薫にそう聞く。
「あぁ・・・敏弥、俺は堕威ちゃんと付合っていけるんやろか・・・」
薫は敏弥に弱々しくそう呟く。
その言葉を聞いた敏弥は思わず薫の顔をまじまじと見つめてしまった。
常日頃、堕威ちゃんは俺のもんやー!っと叫びたおしては、
堕威に懐きまくり、最後には本人の鉄拳をくらい泣いている薫が
堕威ちゃんは俺とラブラブやねんvとか言いながらメンバーの目の前で
キスしようとしてアンディ・○グも真っ青の踵落としをくらっている・・・
あの薫がである。
弱音を吐いている・・・・
しかも堕威との恋愛についてだ。
そりゃあ敏弥もびっくりしてしまうだろう。
おもしろ半分で聞き耳をたてていた他のメンバーも驚いて固まっている。
幸いだったのはこの時点で堕威がPV録りだったという事。
もしこんな告白を堕威が聞いていたら、修羅場は間違いなかったからだ。
「いつもの薫くんらしくない!いったい何自信無くしてんの!?」
敏弥は薫の背中をバシンッと叩きそう言う。
薫はその勢いで咳き込んでいる。
「げふっごふっ!こっ・・・これ・・・」
咳き込み、ゼーゼー言いながら、薫が敏弥に自分の携帯画面を見せた。
「なに?あっ今回のファンメじゃん」
薫が見せたのは携帯サイトのファンメール返信ページ。
そこには堕威の解答が表示されていた。
敏弥が無言でそれを読む。
「で、これがどうしたの?」
敏弥は特に気にもせず、読み進んで、そう言った。
「・・・・俺コスプレやでけへん・・・」
薫は涙眼で敏弥にそう言う。
「はぁ!?」
敏弥はいきなりの告白につい素頓狂な声を上げた。
「ほらっ!最後にコスプレはOKか?って書いてあるやないか!俺、攻めやのにコスプレやできんよ!」
薫は拳をわなわなと震わてそう抗議。
落ち込みの理由を知った敏弥はその馬鹿らしさに、呆れる事しかできなかった。
そう、堕威のファンメールの返信には確かにコスプレ可不可の項目がある。
しかし、これはあくまでギャグであって、堕威とて本気では無いだろうに・・・・
薫はその項目に本気で悩んでいたのである。
(薫くんって・・・・アホだなー)
呆れて物も言えない状態の敏弥は、関わるのはよそう・・・っと考え、無言で薫の元から離れていった。
しかし
「あぁ!敏弥俺を見捨てる気か!!??」
ぐわぁしっっっ!!!
薫のアームロックにより、すぐ様捕まってしまったのである。
「もー!そんなの俺には関係ないじゃん!自分で考えてよー!!」
敏弥はじたばたと藻掻き薫から逃げようとしている。
「嫌やぁ〜〜〜!!!俺を一人にせんでやぁ〜〜!!!」
薫は泣き叫びながら敏弥に抱き着いて離れない。
そんな時・・・・・・・
ガシャンッ
「薫くんが・・・・・・・!!!敏弥と・・・・!敏弥と・・・・・!!!!」
堕威がその場を目撃してしまった!!!
床には堕威が落としたのであろう、コップが砕け散っていた。
ハッとして離れる二人。
「ちっ!違うんや!堕威!これは・・・・・・!!!」
「だっ・・・堕威くん!あのね・・・!!!!」
二人が各々主張しようと声を出し、堕威に訴えを試みる。
しかし、堕威はそんな二人う許すまじっ!といった表情で顔を上げると、
こう二人に叫んだ。
「二人だけでプロレスごっこするやなんてずるいわ!!!俺もまぜてほしかったんに!!もう薫くんも敏弥もお友達ちゃうーーーーーーー!!!!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
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07月30日(土)
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