ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■堕威にゃん何度目かの7
久々更新。また堕威にゃん7
前打ったのがかんなり短いのでこっちのもってきてそれに追記という形にしました。
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俺はダイニングに入り、暖炉に火をくべて暖炉の前で猫を抱え座りこんだ。
薪がパキパキという音をたてて燃えてゆくのを見ながら手の中の猫を撫でさする。
長い間抱き締めてさすっていたからか、猫の体温はもうすでに戻って来ている。
そういえばお湯の用意をしていたのを忘れていた。
ミルクを飲ませたら急いでいれてやらなければ。
そうつらつらと考えていると、腕の中で猫がもぞもぞと動き始めた。
そして俺が少々腕を緩めてやるとパッと顔をあげてにゃーにゃーと鳴き始める。
俺は何を要求しているのかわからず、柄にも無くうろたえてしまった。
猫はそんな俺の様子もどこ拭く風で辺りを見回し、時たま思い出した様ににゃーと鳴く。
そしてそれを続けても相手に意志が伝わらないとわかったのか
それともたんに暇になっただけなのか
鳴くのをやめたと思ったら今度は俺に登りはじめた。
肩に手をかけ足をかけ、ぐいっと俺によじ登り、俺の頭へとまた登ろうとしてくる。
「うわっ・・・!!やめぇや!!」
俺は登る猫を引きはがそうと試みるが、どうやらこの猫はとってもやんちゃらしく、引きはがそうと引っ張ってもはがれてくれないのだ。
息ができない。重い。
俺は少々だが死の危険を感じる。
「こらっ・・・」やめぇ・・・!!おっこるで・・・!!!」
猫の胴を持ち、思いっきりひっぱる。
しかし・・・・離れない。
俺は何度もそれを繰り返していた。
しかし一向に動こうとしないので、とうとう諦めてそのままにしておく事にした。
ひっぱり続ける事によって体の位置が変わり息苦しさはもうなくなっていたが、頭が重いことには変わりない。
「ミルクできたよ〜〜〜」
そうやって猫に好き勝手させていると、敏弥がミルクを新たに持って来た。
すると猫は俺の頭から降り、俺の腕の中へとおさまる。
その素早さといったらない。
今は俺の胸元に体をぎゅっと預けながら敏弥の方をじーっと見つめている。敏弥はそんな猫ににこっと笑いかけた。
「こんにちは☆はじめまして!俺は敏弥っていうんだよ☆」
敏弥はしゃがんで猫に挨拶をする。
小さなものは同じくらいの目線になると安心するというのを聞いた事が有る。
それは結構本当なようで、猫の体から少々力が抜けた。
敏弥はそっと小さなコップを猫に差し出してきた。
俺はそれを見て猫が器用にコップを使えるか不安になった。
うまくコップを持てずミルクをこぼしてもーたらどないしよ、猫が汚れてしまう、しかも泣いてしまうかもしれない。
俺はそう考えてそのミルクのコップを手に取ろうとした。
すると、敏弥がいきなり”ダメ!”っと言った。
俺はその声にびっくりして手をひっこめ、次に敏弥を睨み付けた。
「薫くん、これはその子がどれぐらいの生活能力があるか見てるの!コップの使い方とかから教えなきゃいけないか、それとも使えるのか、器用にミルクが飲めるか飲めないか。そういうのわかってちゃんと的確に教育してあげないと。薫くんはどうやらスキなものはとことん甘やかす人だってことがわかったからね。」
敏弥は人さし指を立ててきっぱり言う。
俺はその言葉にぐぅの音も出ない。敏弥の言ってる事は正論だからだ。
しかも、俺もかなり驚いているが・・・俺は本当にスキなものに甘いらしい。
この猫が居ると正直自分が自分で無い感じがすんねん。
猫が可愛くて愛しくて、ほんとさっき会ったばっかやのんな。
本当にスキっていうのんはこういう事なんかな?猫に教わるとか情けないぇでぇ・・・・
その間に猫はミルクが欲しいのか俺の顔を見て、敏弥の顔を見て、そのミルクを取るべく俺の腕の中からするりと出た。
そしてコップのそばへいきコップを手に取るとくんくんと匂いだす。
どうやら食器などの使い方は覚えているみたい。
でもミルクは飲んだ事ないんやろか?
猫はいくらか匂いを嗅いでいたが、何かに確信を持ったのかくいっと勢いよくそれに口をつけた。
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06月25日(土)
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