ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■堕威にゃん7(まだ続く・・)
やっと堕威にゃんに手ぇつけました。
長々お待たせしてFさんごめんなさい。やっとリクに答えますよ。
ってか過去を見たら痛々しいくらいの途中とか続の文字の乱舞。
話の内容忘れたのとかある。恐ろしい。

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「敏弥!お風呂湧かしてホットミルク出せ」
久々に帰る我が家に急ぎ足で入りながら俺は唯一の召し使い、敏弥にそう命令した。

堕威にゃん7

路上で拾ったその猫は雨に濡れて酷く体が冷えていた。
それはそれはとても可愛そうなくらいに。
俺は帰りの車の中で自分の上着を猫にかけ、ひたすら体をさすってやった。
しかし猫はずっと寒がり俺にしがみついてくる。
車内に携帯されてある体が温まるものと言えばアルコールの類しかなく、こんな小さな体のモノにそれを飲ませるわけにもいかない。
仕方が無いので俺はその猫をぎゅっと抱き締めてやる事しかできなかった。
家に付くと俺は何もかもほっぽって家へと急ぎ足で向かった。
腕には小さな猫の子を抱いて。
猫はにーにーと小さく鳴いている。
それが可愛くて、急いでいるというのにふと足をとめ猫の頬を撫でてやった。
するとふるふると震えながらも猫はその指をくんくんと嗅ぎ力なくかぷりと噛んできた。
お腹が空いたのか、遊びたいのか、もしくは両方なのか。
その仕草につい笑みがこぼれる。
しかしはたと我に返り慌ただしくまた歩を進める。
扉を開けるとそこには誰も居ない。
家には俺と、あと俺の居ない間に家を守る敏弥というメイドしか置いていない。
「敏弥!お風呂湧かしてホットミルク出せ」
俺は玄関先で叫ぶ。
すると途端に奥の方でぱたぱたと慌ただしい音が聞こえてきた。
出迎えはするなといつも言ってある。
だから帰ってきた時はいつもこんな感じ。


俺はあまり家に固執してないのだ。


しばらくしてホットミルクを持った敏弥が玄関先に現れた。
「お帰りなさい。ってか家にあがってくださいよ。こんなところでミルク飲む気?」
召し使いとはほど遠い言葉遣い。しかしこれも俺が許した事。
メイド服は・・・・奴が好き好んで着ている。
「ほら、てっとりばやくダイニングに・・・って腕の中のそれ・・・」
ややして敏弥が腕の中の猫を見つけた。
買ってきたにしてはいやに薄汚れているとでも言いたげな眼差し・・・
いや、もしくは俺が猫を抱いている事事態が訝しいのかもしれない。
俺はそれに苦笑いを浮かべる。
「道でな、見つけた。多分研究施設から抜けてきた失敗作・・・とかいうのやと思う」
俺が猫を撫でながらそう言うと敏弥の顔色がみるみるうちに変わった。
「なっ・・・!それって危ないじゃん!凶暴かもよ?病気持ちかも・・・!それにそんな奴飼ってたら違法だよ!まだ未登録なんでしょ!?」
「いや、かろうじて登録まではされてるみたいだ。欠陥が出荷ギリギリにみつかったんだろう」
俺は猫の首筋に指をそえる。
そこには小さな登録番号とバーコード。
本当に、かろうじて違法ではないのだ。
お国の長い憲法の中には人形愛玩動物の法律もあり、
その中には登録された動物でなければ飼ってはいけないことになっている。
一応欠陥のある動物を飼うなとまでは書かれていないが・・・欠陥商品は絶対的に返品するという暗黙のルールの様なものが有るのも事実である。

しかし、それはあくまでも意識下の中でだけのルール。
表面上は返品しなくても捕まえられたり訴えられたりはしない。
ただ、表面下で何が起こるかはわからないが。
「俺はな、こいつが珍しく気にいったねん。敏弥、珍しいやろ?やから俺はこいつを手放したぁないねん」
俺は敏弥にそう言うとダイニングへと足をすすめる。
敏弥も俺に付いてきながら話を続けた。
「でもっ!欠陥がどんなのかわかってもないし。この子のせいで変に事件めいた事に巻き込まれるかもしれないし」
世間一般に広く知られ、路上でも飼い主とともに歩く姿をよく目にする愛玩動物であるが、その存在の裏に謎は大きく、嫌な噂も耐えないのである。

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04月21日(木)
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