ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■堕威にゃん7(続きアップ、しかしまだ途中)
続き物、リクとかきてます。

それらを無視して堕威にゃん。

すいませんすいません・・・・・・・・(><)


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人型愛玩猫

それは上流階級の者だけが飼える高価なペット

金を持つ奴はこぞって好みの子猫を買い、育てた。

この猫達は愛玩用に製造されたホムンクルスである。

よってあまり大きく育たない様細工され、

小さい姿のまま長く生きられる様作られている。

そして一様に愛らしい表情を持ち、ころころと可愛らしく鳴いた。

頭も良く、主人の言葉に忠実。

寂しい余生を過ごす為に
子供にねだられて
育て甲斐の有るものを求めて
自分にハクを付けるため
邪な思いのため


皆様々な理由でその可愛らしいモノを買っていくのだ。


俺はそんなものには一切興味が無く、

その時は人生さえもつまらないと投げていた。

毎日仕事と締まりのない休日を過ごすだけの日々。

唯一の楽しみは帰ってあいつを荒々しく抱く事くらいであった。

空しい空しい空しい

俺はその時、何か自分を楽しませるものさえ有ればそれで十分だったのだ。


大道路が込んで渋滞していた。

「薫様、渋滞に巻き込まれてしまいましたが・・・」

運転手の言葉にハッと我にかえり俺は暗い思考から浮上した。

「あっ・・・迂回してくれ・・・・」

俺は少々くらくらする頭を軽く振りながら指示する。

心配そうな顔の運転手は、しかし何も言わずにちょうど斜め前に有った細い道に入った。

俺はいつの間にかカラカラになっていた喉をクーラーボックスのウーロン茶で潤すと再度背もたれに身を預ける。

そして己の暗い思考に嘲笑を漏らす。

まったくこの新倉薫という男は隙あらば自分の孤独を再確認しようとする。

陰湿でごう慢で頑固で・・・

そこまで考えてまた自分が暗く沈んでいっている事に気付く。

そしてアホか・・・小さく口にして気を反らすかの様に窓の外を見た。

迂回路にしたのは入り組んだ路地。

この大きな車では少々行きづらいが渋滞にはまってノロノロするよりかは幾分も早かった。

汚れた壁、日の当たらない植木鉢、洗濯物。

俺とはほど遠い生活感が広がる道。

美しい美術品も、清潔感も、広い敷地も使用人もない。

不便で仕方が無い。

しかし俺はその窓の外の世界が羨ましくてしかたがなかった。

そうやって無意識に羨望の眼差しで風景を眺めていると、

何か小さなモノが動くのが見えた。

「!・・・・とまれっ!」

俺はそれが気になって車を止めると運転手が静止するのも無視して外へと出た。

汚れたポリタンクと段ボール山のその間。

俺の見たものはそこに身を潜めていた。

「ふっ・・・・ふにぃ・・・・・」

そこには今にも泣きそうな顔の赤毛の少年・・・いや、

こんなとこに居てはならない愛玩猫が座っていた。

脅えているのか大きな目を潤ませて唇をきゅっと噛んでいる。

この動物は決して主人などに反抗したり噛んだりしないように作られている。

主人というより人間に絶対服従なのだ。

俺はそれに何の気負いもなく手を近付ける。

すると

ザクッ・・・・・

驚いた事にその赤毛の猫は俺の手に爪を立てたのであった。

目は潤んではいるもののよく見れば警戒と敵対心をにじませている。

「欠陥商品って事か・・・廃棄寸前に逃げてきたんやな」

俺はつけられた傷を口元にもっていきぺろりと舐めた。

そして手がひっこめられてそれが幾分かホッ安堵した瞬間。

その隙を見計らい俺はそれをぐっと引き寄せぎゅっと抱きこんだ。

それに驚いたのは猫の方で、抱き込まれた瞬間身体を堅くして動けなくなってしまった。


タイムアウト
続きはまた後日
11月21日(日)
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