ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■普段の事
LIVE前楽屋での一コマ
俺に客が来た。
「薫、ひさしぶりーー」
「よぉ!元気やったかぁ!?」
俺の地元の古い友人や。
「ちょおここやったら座るとこないからあっち行こか」
そう言って楽屋を出てロビーに行こうとする。
っと
ぎゅっ!
「ん???」
「かおるー」
堕威ちゃんが俺の服の裾をにぎってきた。
もー甘えたで寂しがりやなんやから。
「ええよ、ついてきても。堕威も知ってるやろ?」
友人を指差して問う。
「ん」
こくんと頷いて一言、
あはは、まだ慣れてないねんな。このわんこ。
堕威ちゃん横に据えて友人と談笑する。
久々やから話もよーはずむ。
たまに堕威ちゃんの頬つついたりしてかまって。
そうせな気になるやん?機嫌とか。
すると
ぺちぺち
堕威ちゃんが俺の手をぺちぺちと叩いてきた。
俺は友人と喋りながら堕威ちゃんの手をぺちぺち仕返す。
すると今度は回数を増やして叩いてきた。
俺はぺちぺちぺちぺち倍以上叩いてぎゅーって最後ににぎってやった。
すると今度は堕威ちゃんが俺の親指を握ってくる。
そのままぶんぶん振ってやると何か喜んで一緒に振ってた。
そしてどちらからともなく指を絡めてぎゅーっと握りあう。
その時
「・・・・・・・お前らホント仲いいのな・・・・」
話してた友人が一言言ってきた。
「へ?」
俺は一瞬何を言われているのかわからなかった。
「あーこれ?俺らにとってはいつものことやで?」
堕威ちゃんに目で同意を求めたらこくんと頷く。
「はぁー・・・・・」
それを聞いた友人は処置なしと言った風情でため息。
何やそれ!失礼しちゃうわ!やで!
そのままひとしきり喋って友人が帰る際こう言った。
「薫、お前の性癖も気にせんし仲がええんはええ事や思う。けど一つ言うぞ。・・・・他人がぎょうさんおるとこではやるな」
友人なりの心遣いらしい。
「おー・・・・・」
俺はそれに気のない返事。
やって・・・なぁ。はは・・・・・・・。
手をにぎって離さない堕威ちゃんをちらり。
「じゃっ俺帰るな!また!」
俺は自由な方の手でぶんぶん手を振る。
握った手は離さないまま。
そして友人の最後の言葉を思い出した。
「人前でやるな言われてもな・・・」
「ねーーー」
俺の言葉に堕威ちゃんが間の手。
俺はかわいいなぁと思いながら苦笑いで去ってゆく友人の背中に一言吐いた。
「もうやってしもたもんは仕方ないしなー」
こんなことは彼には口が裂けても言えへんな。
俺は堕威ちゃんの手をぎゅっとにぎったまま楽屋へ戻る。
堕威ちゃんはご機嫌笑顔。
まぁ
今が幸せならいっか。
俺は友人の忠告を刹那的な思いで潰す。
「お前の忠告一生きけそうにないわー」
俺はまたも手をぺちぺちしはじめた堕威ちゃんの手のひらを感じながら苦笑するしかできなかった。
END
これ、実際うち友達でやります。
いや、ぎゅーって握り続ける事はしませんが。
ぺちぺち叩いて手遊びはします。
こういうことするのが普通だとおもってたよ。
去年までは・・・・・
09月29日(水)
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