ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■短いパラレルは293に書けるのかを試してみる
「堕威ちゃーん堕威ちゃーん」
背の高い美人が呼ぶ。
「堕威ちゃーん!出てきてよー!」
ちょっと辟易とした声で。
「堕威ー、出てこいやー」
その横から漫然とほほえみを浮かべ、髭を少々たくわえた男が呼ぶ。
「・・・・・・」
かさかさと茂みの中からちょっと頬を赤らめた”堕威ちゃん”が出てきた。
「自分呼んだら一発で出てくんのわかってんなら最初から俺に探させんなよ・・・」
美人はジトーッと瞳を伏せ、髭の男に小声で抗議。
しかし男にはそんな抗議など痛くもなかった。
「堕威、ほらっ、はよこっちきぃ」
「・・・・・なぁーん・・・」
”堕威ちゃん”は一見赤髪の少年。
しかし、茂みから全身を出してみると、耳は獣の様で、
臀部の付け根には長いしっぽが生えていた。
「にゃっ・・・」
堕威は人語を喋りはしないが、理解はできる人型の猫である。
「ごめんな堕威、俺がちょっといじわるしすぎたな」
「・・・」
堕威はそっぽを向いたまま応答なし。
薫はそんな堕威をだっこして堕威の背けられた顔を真剣に見つめる。
「堕威、お前だけ。俺が好きなんはお前だけやから。許嫁なんておらんよ」
薫は堕威の頬にちゅっとキスを落としながらそう優しく言った。

そして堕威はその言葉でようやく薫の方に向き直る。

「もぅ、堕威ちゃんが近頃お隣の心夜様んとこの京ちゃんと仲が良いからってメイドの俺まで巻き込んで嘘ついて・・・ほんと駄目なご主人様だよね!!」

美人はそう言ってぷりぷり怒っている。

「すまんなぁ、敏弥」
薫は苦笑いを浮かべそのメイドに謝る。
メイド敏弥はほんとにもぅっ!っと言うとじゃあ仕事すっかーっと言ってそこを離れた。

残るはだっこされた猫の堕威と主人の薫だけ。

「ごめんな、堕威。俺お前と京くんが仲よさそうなん見て嫉妬したんや・・・。情けないご主人様よなぁ。やって俺は人間でお前猫やから...やっぱり同じ種族がえんかなぁ・・・とか、思ったら頭ん中ぐちゃぐちゃしてもーて・・・」

薫はだっこする堕威の肩口に顔を埋め、堕威にそう告白する。

それをきょとんとした瞳で見つめる堕威。
そしておもむろに・・・・・・
「にゃっ!」
ガツンッ
「いたっっっっ!!!!」
薫の頭に猫パンチ(手は5本指なので実質げんこつ)を落とした。
「だっ・・・・堕威ちゃん・・・」
薫が驚いて堕威の顔をなさけない表情で見ると、堕威は笑っていた。
そして薫の肩口にすりすりと擦り寄って甘える。
「堕威ちゃん・・・・・俺の事許してくれるんやな!!」
薫はそう言い涙まで浮かべている。
本当はただもぅさっきの事は忘れて甘えているだけなのに。
それに気付かず薫は一人で喜びを噛み締め、愛しい堕威ちゃんをだっこしたまま自分の屋敷の中へと入っていったのでした。


END

うん、短い☆

こんくらいがええよね!!!

続き・・・・は要望があれば・・・・

あっ、うめこは却下ね☆こういうのにあんた反応良いからなぁ!

ってかうめこ一人だったらうめこにだけ配信したるよ。
05月02日(日)
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