ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■マッチ売りのおんじ

「マッチはいりませんか。マッチはいりませんか。火のつきやすいマッチです。」
にぎやかなまちの通りで、ひとりのおんじ・薫がマッチをうっていました。

「おじさん、マッチ買えや、ごるぁ。」

「今、間に合ってます。」

通りを通る人は、みんないそいでいて、マッチを買ってくれる人はいません。

日が暮れて、あたりが暗くなってきました。

「おばさん、お願い。マッチ買えやヴォケ。」

薫はマッチを一生懸命売り歩きました。

薫はマッチをぜんぶ売らないと、セクシャルに叱られるのです。

マッチ売りのおんじは寒くて凍え死にそうです。

薫はマッチに火をつけたら、どんなにあたたかくなるだろうと思いました。

薫は、マッチに火をつけました。

炎がブワッとつきました。

すると、炎の中に、ストーブが現れました。

「まぁ、あったかそう!」(原文どおり)

マッチ売りのおんじは、冷たくなった手をストーブにかざしました。

体が暖かくなるような気がしました。

しかし、しばらくすると、マッチが燃え尽きて、炎が小さくなっていきました。

マッチの火が消えると、暖かいストーブも消えて見えなくなりました。

マッチ売りのおんじは、マッチを一箱とって、火をつけました。

炎がぶわっとつきました。

すると、炎の中に、ごちそう(赤髪の男)が現れました。

「まあ、おいしそう!」(原文どおり)

薫は、冷たくなった手を、ごちそう(堕威くん)に伸ばしました。

しかし、どんなに手を伸ばしてもごちそうまで届きません。

「くっそ、手とどかへんっ」

しばらくすると、マッチが燃え尽きて、炎が小さくなっていきました。

マッチの火が消えると、おいしそうな堕威くんも消えて見えなくなりました。



「…このマッチ火消えるん早すぎや。ごちそうにありつけなんだやんけ…。」

こうして、マッチの燃焼時間の短さに気付いた薫は、セクシャルに品種改良するように言いましたとさ。

めでたしめでたし。



今年もこんな感じで。
うめこ。
01月03日(土)
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