ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■マニアック投票小説1
ようやっとマニアック投票の小説をアップさせていただきます★
で、今回は2位のものを取り上げさせていただきました。
1位は淫らとネタが被るなぁ・・・っと思ってので★
投票時のコメントはできるだけ反映させていただいておりますv
言ったもん勝ちですのでvv
っではマニアック小説、頑張って読んでください。
「京くん!夜道は危ないやん?俺が送ったったるよ!!」
その日、メンバー送迎車が壊れてしまった。
永年連れ添ってきたバンはもうぼろぼろだった様だ。
エンジンをかけてもプスプスと燻るだけ燻って発進しようとはしてくれない。
なので、当然メンバーはタクシーで帰るになったわけなのだが・・・
「俺、今日歩いて帰るわ」
京がいきなりそんな事を言いだした。
いつもの事だ・・っと周りの人々はさして気にもとめない。
そして京はそのまま帰る用意をしだす。
しかし、他のメンバーたちが”おー”とか、
”じゃあねー”っと返す中、
堕威一人だけがそわそわといたたまれない感じ。
そして、いよいよ京が部屋を出ようとしたその瞬間、
「まっ待って!!」
堕威は京を呼び止め、彼の方へぱたぱたと駆け寄った。
「?どしたんや?堕威くん」
京は訝し気に堕威の方を振り返る。
堕威はしばし頭を悩ました後、パッと思い付きこう言った。
「京くん!夜道は危ないやん?俺が送ったったるよ!!」
なんともまぬけなのだが、堕威にはこの言葉しか思い浮かばなかった。
堕威は京に淡い恋心を抱いている。
毎日京の行動を見ては”はぁ・・・っ”と溜息を吐き、見惚れているのである。
それは他人目からもあからさまで・・・・・・
『堕威くん、それは京くんには酷な誘い文句やで・・・』
薫なんかはついつい心配してしまったり。
しかし、そんな心配をよそに、事は案外あっさりと進んだ。
「ええで、一緒に帰ろうか」
京はにこっと微笑み堕威にそう言った。
それまで心配顔だった堕威は一気に顔を綻ばせ、
そう多くもない荷物をかき集めると
嬉しそうに京と共に部屋を後にした。
「さっび〜〜〜」
「うへぇ〜〜〜」
二人は屋外に出た途端そう言って身を縮こめた。
「もうマフラーな時期やぁ〜〜今年はどのマフラー着けよ・・・」
「京くんいっぱい持っとるもんな〜」
堕威は手に息を吐きつけながらそう言い、笑う。
「堕威くんは今年ニット帽は被らへんの?」
「んー、飽きたぁ〜〜」
「何やねん、それ・・・」
今度はそれを聞いた京が笑う。
そうして二人で談笑しながら歩いていると、
途中、小さな公園の前を通りかかった。
「何や、ここ通り抜けたら近道やんたんちゃうん?」
堕威が公園の向こうに見える景色を見てそう言う。
公園は大きくはないが、決して小さくもない規模だ。
典型的緑地公園で、参道のまわりには樹木が密に植えられている。
その堕威の言葉に京はあまり色好い反応を示さなかった。
「んー、やけどこの公園何や悪い噂よう聞くからなー・・・」
京は顔をしかめて公園を睨みつけている。
それを見て堕威はぷっと吹き出す。
「何やっ!ステージでは強面の京くんがそれ言うとおもろいわぁ!!」
堕威はツボにはいったのかそう言うとあはははっ!っと大笑いしだす。
「なっ!堕威くんかてけっこうな恐がりやんか!人の事笑うなや!!」
京は顔を真っ赤にしながら必死に反論し、堕威にたてついた。
そのまま京がぽかすかと堕威を叩きはじめると、
堕威は笑いながらも謝罪の言葉を述べる。
堕威にとってこの瞬間は何ものにも変えがたいひとときであった。
しかし、そう長くも続かないのが現実である。
「あっ、家ついてもーた・・・」
「あっ・・・・・・・・・・・・・」
話している間に二人は京の家の前。
「もう着いてもーたんやぁ・・・・・」
堕威はあからさまに落胆する。
京はそんな堕威と自分のマンションを交互に見つめ・・・・
「堕威くんがええんならうち寄ってく?」
「まっ!まじで!!??寄りたい!」
堕威を誘った。
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11月06日(木)
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