ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■堕威3話ばるがー

【敏弥・・・これは機械的の意味が違うでは・・・】
堕威の薫を見た第一印象はこれだった、


VULGAR第三話


堕威が足を踏み入れたのそ部屋の中には
当初思っていたよりも多くの配線コードが走っていた。
奥が暗くて見えなかったのでよもやあの
緑や赤のコードがここまで大量にあるとは
思わなかったのである。
そしてそのコードのまん中にその人は居た。
首筋や頭部に彼は部屋中に広がっているコードを刺していた。
その彼は眠っているかの様に目をつむっている。
「あぁーあ。薫くん、スリープモードに入ってる・・・」
敏弥ははぁっと一つ溜息を吐くと薫の方へと近付いた。

どうやらまさしく眠っていた様だ。
「薫くん起きてー。堕威くん来たよ〜」
敏弥は薫の体をがくがくと揺さぶり薫を起こす。
「んっ・・・堕威ちゃん・・・・・???」
薫はそう言うと虚ろ気な瞳で辺りを見回し、
堕威を視覚に捕らえるとガバッと身を起こした。
「だっ・・・・・・・堕威ちゃーんんん!!!」
堕威に抱き着いた。
「えっ・・・えええ????」
堕威は薫に抱き着かれたまま目を白黒させる。
「会いたかったんやで〜〜!今までどこ散歩してたん!もう心配するやないかぁvv」
薫は堕威を良いコ良いコと撫で撫でしながら微笑んだ。
「さっ・・・散歩て・・・ってか俺と薫・・さんってどういう関係なんですか?」
自分をちゃん付けする男である。やはり親族か何かだろうか?っと堕威は考える。
その時である。
ブツブツブツッ
「あぁ!!」
「???あぁ・・・・・」
薫の頭部や頚部に刺さっていたコードが一気に外れる。
それは椅子から遠ざかりすぎた為であった。
堕威はそれを見て青ざめた。
「かっ!薫さん!!大丈夫ですか!!??」
しかし薫は気にもせずにニコニコと笑っている。
「あぁ、大丈夫やわ〜。これ充電器みたいなもんやけん★ありがとなv堕威ちゃんは誰かさんとは違って優しいなぁ〜〜〜vv」
薫は首筋を摩りながらそう言った。
堕威はそれを聞いてホッと胸をなで下ろした。
その前に他に気にする事が有るだろう。
まぁ、それはともかくである。
薫と堕威が何やらほわほわしているその時。
「薫くん!堕威くん帰って来てるんやって!?何一人抜け駆けしてん!堕威くんは俺のんやぁああ!」
入り口がいきなりバンッと開き、そんな台詞が耳に突き入ってきた。
何とはなしによく響く印象的な声に堕威は振り返る。

その時色彩が弾けた。
10月01日(水)
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