ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■美女と野獣1
むかしむかある所に、敏弥というそれはそれはたいそう美しい娘が居た。
敏弥は美人なので言い寄る男は数知れず、しかし敏弥はそれらを全て拒否していた。
「ウザいなぁ〜〜、どっかに可愛い子居ないかなー」
そんな行かず後家な敏弥に父親薫んはどうにかせにゃあと考えました。
(ちなみに嫁は心夜姫v日々ラブラブで暮らしておりますvもち薫受け)
そんなある日、薫んはこんな噂を耳にしたのです。
「森の奥のそのまた奥に赤毛の野獣がおるそうな、その野獣が奇妙で、
何でも性根の曲がった輩を更正させるらしいでな」
それを聞いた薫んは早速敏弥を一人で森の奥の奥まで行かせました。
「最愛の娘を一人こんな山奥に行かせるなんて最低だね!あの三十路!
もう家になんて帰るもんか!!」
そうやってブツブツ言いながら歩いていると開けた視界の先に大きなお屋敷が!!
「んー・・・もしかしてアレが赤毛の野獣の居る所?すごい豪華じゃん!」
敏弥は何かいいものが有るかもしれないといそいそと屋敷へと行きました。
どんどんどん
「ねー、赤毛の野獣さん居るんでしょー?僕修行に来さされたんだけどー」
きぃ
「お前五月蠅い」
中からは赤毛の普通のあんちゃんが出てきました。
野獣と言われてたからどんなに屈強で凶悪面なのかと期待していましたが、
あまりにも普通なので敏弥は拍子抜けしました。
「あんたが赤毛の?」
敏弥が聞くと
「口が悪い。親が行け言うたんも納得やな」
赤毛のあんちゃんにため息で返さました。
「はい、今日から修行ね。これあんたの部屋の鍵ね。勝手に使ってよ、でも一番奥の塔にだけは来るなよ?そしたらお前破門な」
赤毛のあんちゃんは屋敷内を案内しながらそう言いました。
「そう言われると気になるんだけど〜〜」
「絶対見るなよ」
敏弥は釘を刺されてしいました。
そして、その日から赤毛のあんちゃんと敏弥の修行生活がはじまりました。
赤毛のあんちゃんの名前は堕威、
細い手足が魅力的な三十路前です。
堕威は敏弥に一生懸命礼儀というものは何たるかを説きました。
「あんな、礼儀っちゅーもんはヤンキー世界にも一応有るんや、
たとえば、族のもんはヘッドに絶対忠誠なんやで」
「ふーん、何だか昔居たって感じの言い方だよね」
「(ぎくっ!!)そっ・・・そんな事あらへんよ・・・(^▽^;)」
それはそれは熱心で、
段々と敏弥はその熱意の押されてきたのでした。
『堕威くんって付き合えば付き合う程可愛いよね・・・・マジ愛しいなぁvv』
ただし、正反対の方向にでした。
そんなある日、敏弥は屋敷の中で迷ってしまいました。
「ここ無駄に広すぎ!!何この道!もー!!」
修行の成果虚しく、敏弥の性格は直りません。
敏弥がうろうろしているととある部屋に辿り着きました。
「何??此処〜〜〜???」
敏弥は初めて見る扉に興味を示し、中に入ってしまったのです。
そこは入ってはならない部屋だと気付かずに・・・
敏弥が恐る恐る入ってみると、そこはいかにも小学生のガキが居る様な部屋でした。
「何これ!?堕威くんの寝室〜〜!?いや、彼の寝室は他に有ったなぁ・・・」
敏弥はいったい誰のための部屋だろうと考えあぐねています。
「何やお前」
と、その時、奥のバルコニーの方から声が・・・・
「えっ・・・」
そこには金髪の身長の低い青年が一人立っていました。
「お前今の堕威くんの生徒か?」
青年の言いように敏弥は少々むっとします。
「そうだけど、何?」
その言葉に青年はクツクツと笑いました。
「堕威くん可哀想やぁ〜また、こんなん来て・・・言葉使いも全然良くなってないし」
青年の含みのある物言いに敏弥はまたもやムカムカが出てきます。
「こんなのって何だよ?堕威くんの今までの生徒そんなに口悪かったの?」
青年はニヤニヤ笑いのままこっちに歩いてきます。
「お前、堕威くん狙いやろ?」
「えっ・・・!!」
図星を指された敏弥はその言葉に驚愕を隠しきれませんでした。
「今まで来た生徒、全員堕威くんに惚れてたで、中身と外身の差が激しいもんなぁ」
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12月12日(木)
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