ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■差し替えるクマ
「ん?京くん何見つめてるの?・・・・・・・・・クマが触りたいの?」
「うん」
そう、俺はあのクマに触りたいんだ!
羊さんには負けるけど!羊さんには負けるけどな!?
かわいいねん・・・
しかもやわらかそうやし・・・・
枕にしたら気持ちよさそう・・・・
「じゃぁ堕威くんに頼んだらいーじゃん」
「あの間に入るに嫌」
てかあの状態に割って入ろうと思う方がどうにかしてるで。
「えっじゃあ勝手にあっちに転がってるの触ったら?」
敏弥が指差す。
その先。
でっかいクマの顔のクッション
きっ・・・気持ちよさそう・・・!!!!
俺は誘われる様にそっちにふらふらと歩く。
敏弥が俺を見てニヤニヤしている。
あとでまた殴る。
俺は机の上に無造作に置いてあったクッションを手に取る。
!!!
肌触りがいい!この毛すごい気持ちええ!!
次に揉んでみる。
もふもふ
!!!!!!!
やわらかいーーーーー!!!
気持ちええ!やわらかい!かわいい!
寝たい!寝たい!眠りたい!!!!
俺はそれを持ったまま堕威くんをチラッと見た
「下衆。禿。爺。阿呆。馬鹿。変態」
まだ薫くんをけなしていた。
足で薫くんの頭をげしげし踏んでるし。
まるで女王やな。
俺はそれを見ていけるっ!と思った。
このクッション枕にして寝るには今がチャンスや!!
俺はいそいそとそれを持って部屋のソファーへ。
そしてそのままそれを頭に敷いて眠りについた。
・・・・・・・・・
.......
.....
....
んっ?
〜〜〜〜!!!!
きょ・・・・!!
誰かが呼んでる。
「きょーくん!!!」
「んあぁ!?」
目を開けたら目の前には堕威くんのドアップ。
なんか涙を目に溜めてる。
俺はびっくりして頬をひきつらせる。
「なっ・・・・なに?堕威くん」
俺は堕威くんの迫力ドアップに硬直したまま言う。
「きょーくん・・・俺のクマさん潰してる・・・クマさんが痛いの・・うぇっ・・・」
・・・・・・・・・・・・
そんなしょーもない事で起こされたんかい。俺は。
しかも泣きだしたし。俺の顔の上で。涙どばどば落ちてきてるし。
「あー、ごめんごめん。かえすわ。ごめんな」
俺は頭の下にあるクマを堕威くんに返した。
すると堕威くんは涙を止めて奪う様にそれをとりギュッと抱き締めた。
えーなー・・・きもちよさそう・・・
俺もあれほしーなー・・・・
ちょっとうらやましい。
「京くんクマさん気持ちええやろ?」
堕威くんはそのままにこっと笑顔で俺にそう言ってきた。
いきなりで面食らったものの俺は素直に頷く。
堕威くんのクマ語は飽きたのか何なのかおさまってる。
「堕威ね、クマさんぎゅーってして寝るのスキなの。京くんの気持ちは痛い程わかるの」
ならそれをもう少しかしててくれ。
俺の素直な本音だ。
「でも堕威のクマさんが他人に痛めつけられるのは嫌なの」
えらいジャイアニズムな思想やな
「やから京くん寝るなら堕威のお膝かしてあげるの。薫のお気に入りなの」
「は・・・?」
ひざ・・・・・まくら・・・・・
俺は一瞬思考停止。
「いや、硬そうやからええわ」
「堕威のおひざは柔らかいの。寝るの」
拒否したが無理矢理頭を落とされた。
男に膝枕をされる日がくるなんて・・・・・
ちょっとショックだ。
でも
以外と柔らかい・・・・
あのクマには負けるけどぬくいしさらさらやし、
これなら寝れる・・・・・・
「あー、やったらお言葉に甘えて寝るわ」
「おうっ!堕威ちゃんと京くんの頭のっけてるの!」
最初は抵抗あったけど、まぁもうどうでもええし。
俺は堕威くんの膝に頭を置きなおすとそのまま瞼を閉じる。
そーいや仕事はええんか?
そうも思ったけどどーでもよくなってきた。
眠かったら仕事にもならんしな。
遠くで薫くんの声が聞こえる気がする。
上から堕威くんの声。
またクマちゃんクマちゃん言うてる。
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03月09日(水)
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