ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■螢羅様キリリク☆ー嫉妬ー前編(敏×堕)
そない俺の事真剣に思っててくれたやなんて・・・・
「京くん・・・・・・」
俺は・・・・俺は・・・・・・・
「堕威くん!!??」
その時、部屋の入り口からいきなり敏弥が入ってきた。
「とっ・・・敏弥!?」
俺はいきなりの事に目を白黒させる。
敏弥は京くんと俺のいかにも襲い、襲われてます体制を見てサッと顔色を変えた。
「京くん!?俺の堕威くんに何してんの・・・・!!」
敏弥は俺の驚き顔には目もくれず、京くんにくってかかる。
俺は・・・・・・
それが正直言って心底嬉しかった。
「何って?泣かせた本人が今さら、そっちこそ何言いよんねん」
「きょっ!京くん!!!」
京くんはさらっとそんな事を言い、敏弥を睨んだ。
今度は敏弥が驚いた表情を見せる。
俺は恥ずかしさで穴が有ったら入りたい気分だ。
「泣いてたって・・・・・?」
敏弥は俺を見つめながら問い掛けてくる。
「お前が薫くんとイチャコラしとる時に堕威くん泣いてたねん。そんなんも気付かんでよー恋人やってられんな」
俺が言いにくくて俯いてる間に京くんが敏弥に啖呵をきる。
その言葉を受け、敏弥は傷付いた瞳で京くんを見、そしてゆっくりと俺の方に目線を写す。
「ほんとなの?堕威くん・・・・・泣いてたって・・・・・・」
敏弥はひきっつった表情で俺を見ている。
俺は膝に顔をうずめたままこくんっと頷いた。
「なん・・・・・で・・・・・・・・?」
敏弥がそう小さく漏す。
その言葉に、当初は泣いた理由を聞かれているのだと思った。
っが、そうではなかったみたいで・・・・・・・・・・・・
「なんで、何で俺に相談してくんないの?俺が頼りないから?俺が信じられないから?・・・・それとも俺より京くんが好きになったから・・・・・・・・・・?」
俺はその敏弥の冷めた声を聞いた瞬間、バッと顔を上げた。
敏弥の表情は哀しみと悔しさ、憤りなどの感情がないまぜになった、
堪えきれないものを抑え付けている様な苦しそうなものになっていた。
「ちがっ・・・・・・!」
俺は咄嗟に弁明しようと声を出す。
「何が違うんだよ!!!」
しかし、敏弥の声にそれはかき消されてしまった。
「俺に・・・飽きたんならそう言えばいいじゃん・・・・・?何?俺がかわいそうとか思ってるわけ?それとも、俺ってキープとか?俺って頼りない?俺って・・・・・・俺って・・・・・・・・・・そんなに堕威くんにとってどうでもいいやつだったの・・・・・・・・・・・・・?」
敏弥がそう言い、顔を下にうつむける。
すると、そこからぽたぽたと、透明な雫が下へ落ちていた。
「敏弥・・・・・・・泣いてんの?」
「泣いてないっ・・・・・・・・・・!!!」
俺が問うと、敏弥は目もとをごしごし拭い、こっちを赤い目で睨んできた。
俺はそんな敏弥が愛しくて仕方がなかった。
「京くん・・・・・・・・・・・敏弥な、泣き虫で、甘えたれで、見栄っぱりで、俺とおると喧嘩ばっかりするし、エッチすぐ求めてくるし、ガキみたいなこといっぱい言うけど・・・・・・・・・あぁ愛しいな、キスしたいなって思うんは、やっぱりこの世で敏弥しかおらんねん・・・・・・・・・・・」
俺は敏弥を見つめながら京くんに言う。
「こっちの心配も気付かんで、自分の事ばーっか言ってるけど、俺が男で愛するんはこれまでも、これからも敏弥だけやと思うねん。ごめんな、京くん、俺アホやから敏弥の事しか考えれんねん」
俺は立ち尽くしている京くんをなるだけ優しい瞳で見つめ、
その体をぎゅっと抱き締めた。
「相談きいてくれてありがと・・・・これからもええ友達でおってほしいけど・・・あかんかなぁ?」
俺は京くんの顔をしゃがみこみ、下から見つめた。
京くんは哀し気な笑みを顔にたたえていた。
「・・・・・・・俺が堕威くんのお願いには逆らえんのわかっとるやろ・・・・?」
京くんは瞳に涙をいっぱい溜めて、それでも涙を零さない様、必死に目をつむっていた。
俺は堪える京くんとこれ以上こうしていてはいけない気がして、
「ありがとう・・・・・俺ら、部屋出ていくから・・・・・・・・・」
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02月28日(土)
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