ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■背中(京くんハピバ京堕威)
************


「それは京くんが悪い!!!」
敏弥に事情を話すと、そう叫んで机をダンッと叩いた。
「敏弥!声でかい!」
俺は恥ずかしさに身が縮む思いだ。

敏弥は良い奴なんやけど、感情的な所がたまに傷だ。

「俺・・・京くんに飽きられたんかもな・・・今までそっけなぁしすぎたんかも・・・・・・」

俺は顔に苦笑いを浮かべながらそう呟く。

そう口にした途端、脳裏には今まで京くんと楽しく過ごしてきた日々が駆け巡る。
「京くんが堕威くんに飽きるはずないじゃないか!!堕威くんはもっと自分に自信持ちなよ!!!」
敏弥は落ち込む俺の頬をぱんっと弱く左右から押さえると、真剣な眼差しで見つめてきた。
「堕威くん、堕威くんは、自分が思ってるよりももっと魅力的で、素敵なんだよ!知ってる?京くん堕威くんと居るときめちゃくちゃ嬉しそうなの。もっと自信もって京くんに接しなよ!京くんにも伝わるから!」
敏弥は真剣な眼差しのままそう言っておれの頬をパチンッと軽くはたくと、にこっと笑っい、俺の頭を撫でてきた。
俺はその敏弥の言動にぽかんと呆けることしかできない。
「大丈夫、堕威くんはできるよ。ほらっ、スタジオ帰ろ?」
敏弥はそう言うと、俺の肩をぽんぽんっと叩いた。
俺はその優しさが凄く嬉しくて・・・

「ありがとうな、敏弥・・・・」

久々に心からの笑顔を顔に浮かべる事ができた。
敏弥も頬を緩めてこちらを見ていた。


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「ただいま・・・・・」
スタジオに帰り、おずおずと扉を開けると・・・

「堕威くんどこ行ってたん!!??」

案の定怒り心頭に達してる薫くんが居た。
「薫くん!ごめん!堕威くん俺と喋ってたの!」
横から一緒に来てくれた敏弥が薫くんをなだめにかかってくれた。
ホント、敏弥には世話になりっぱなしだ・・・
俺は薫くんを敏弥に預けて、京くんを探した。

京くんはソファーに座り、ばつの悪そうな顔でそっぽを向いていた。

俺はゆっくりと京くんの方へと歩いていく。
「京くん・・・・・・・・」
そして京くんの目の前に立って京くんを呼んでみる。
「・・・・・・・・・・」

返答はない

「京くん」

もう一度

「・・・・・・・・・・・・」

やはり返答は無い

「京くん」
「・・・・・・・・・・・」


ピキッ


「京くんっ!!!!」

バシンッ!!

「いたっ!!」

俺は業を煮やして、京くんの名前を呼びながら京くんの頬を両手で挟む様に叩いた。

流石にふいにそういう事をされると頑固な京くんでも折れる。

「京くん!俺んこと見てや!!!」

俺はきつい眼差しで京くんを睨みながらそう言った。
京くんはしぶしぶといった感じでこっちを見てくる。
「京くん!何一人で溜め込んでんの!?俺らつきあってんやろ!?俺恋人ちゃうかったん!?ちょっとくらい相談してくれてたってええやん!」
俺は怒りにまかせて今まで溜まってたものを吐き出す。
「近頃毎日毎日忙しいのはわかるけど・・・ちょっとピリピリしすぎや!俺嫌われてんかと思ってずっとびくびくしてたけどもう耐えられへん!相談もしてくれんし、やつあたりするし!!キスしてくれんし!いっしょに風呂入れへんし!エッチできんし!!」
何や、変な事口走ってる気ぃするけど怒ってるから何言うてるか今いち自分でもわからへんかった。
「俺って京くんにとってはそんくらいの価値しかないん!?そんなっ・・・そんなやったら・・・・!!!」
俺は京くんの元からサッと立ち退き、窓の所へと走り寄って
こう言った。
「このバレンタインチョコといっしょに心中する!!!」
「へっ・・・・・」

「「「えぇええええぇぇぇぇえええ!!!???」」」

その瞬間敏弥、薫くん、京くんの声が部屋中に轟いた。
「堕威くん何言ってんの!?」
「ごめん!俺が怒りすぎた!頼むからスキャンダルはやめてくれ!!」

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02月16日(月)
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