ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■美女と野獣1
そのギャップの差がたまらんねん
そう言って青年は下から睨み付ける様な上目遣いで見やってきた。
「でも、堕威くんは俺んのやで・・・あげへんよ」
「京くん・・・!!!」
二つの声は同時に発せられた。
敏弥が振り返るとそこには堕威くんがいました。
「・・・敏弥・・・此処には入ったらいかんてあれ程言ったやろ・・・?」
いつも堕威は笑っていました、
どんなに敏弥が厚かましくても、最後には笑顔で受け入れてくれました。
しかし、今の堕威には笑顔など微塵もありません。
「堕威くん、彼困っとるよ、許してあげぇや。俺はええで?」
「きょっ・・・京・・・くん・・・」
堕威の京を見る瞳は怯えたものが入っているのに敏弥は気付きました。
「なぁ、堕威くん、教えたり、お前と俺の関係」
「・・・!!!!やっ・・・やめてくれ!京くん!!」
敏弥は京と堕威の関係がただならぬものであるのは感づいていました。
しかし、こんなに嫌がっている堕威が何故束縛されているのか、敏弥にとってそれは最大の謎でありました。
「敏弥・・・!はよ部屋から・・・!!出て!!」
堕威は必死に敏弥を部屋から出そうとしています。
敏弥はそのあまりのあせりぶりに堕威の言葉に従う事しかできませんでした。
京の方をキッと睨んだあと、部屋から出て扉の前で座り込みます。
ややしてから、部屋の中からは艶を帯びた堕威くんの声が聞こえてきました。
敏弥はそれを振り切るかの様にそこから駆けだしたのでした。
12月12日(木)
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