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日々是修行也
by 弥勒(みろく)
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■8
ベッドの先にある食器棚の中からグラスを2つ取り出してテーブルに置き、2種類のお茶をそれぞれ別のグラスに注ぐ
2つ並べたグラスの1個(彼女の方)に薄っすらと口紅の跡がついていた・・・さすがラブホクオリティー、(^_^;)
タオルを準備している彼女に気づかれないように自分のグラスと位置を入れ替える。 (でも、お客の俺がそこまで気遣う必要はあるんだろうか!?、笑)
『よかった〜、優しそうなひとで』
ラブチェアに並んで座り、お茶のグラスで乾杯してしばらくして
部屋の灯りがユックリと消えて、、全室消灯になった。
『なにこれ・・・!? 怖すぎない〜』と彼女
”ん!? お店の演出なのか!?”・・・
しばらくして部屋の電話のベルが鳴る
「はい!?」
”お客様、部屋の内鍵がかかっていないようです”(フロントの男性の声だ)
あっ、部屋のウチ鍵をかけないと室内がすべて消灯するシステムだったのか〜。 あまりにお釣りの千円札が出てくるのが遅いので、部屋の鍵をかけるのをすっかり忘れていた。 (苦笑
「・・・だって、、」 電気が消灯した理由を女性に説明すると。
『びっくりした〜、自然とフェードアウトして真っ暗になったから〜』
つづく
05月08日(火)
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