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日々是修行也
by 弥勒(みろく)
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■* 都内カップル喫茶 @
山手線の某駅前からその店に電話をいれると上品そうな女性が対応してくれた。

「あの〜、今から邪魔したいんですが」

『はい、どうぞ いいですよ。』

「お店の場所が、よくわからないんですけど」

『あっ、初めてですか?』

「はい、そうなんです」

『○○川を渡って左手の△△△マンションになりますが、オートロックなのでマンションの下からもう一度お電話ください』

「はい、わかりました」

お店のホームページがあり、大よその場所も地図に記してあるがハッキリとは書いていない。 おそらくは冷やかしや誹謗中傷といった”攻撃”から身を守るための防衛策なんだろう。


実際、カップル喫茶ではないけれど渋谷にあるバニラというハプニングバーの”パーティ(!?)部屋”は某マンションの一室を利用していたが、恨みをかった客にマンション中の入居者や管理室に【ビラ】を撒かれて立ち退きを余儀なくされた事件がある。


マンション1階オートロック操作ボタンの前から再びお店に電話を入れると男性が部屋番号を教えてくれた。


言われたルームナンバーを押すと、インターホンから男性の声で「はいっ!」という返事と同時にオートロックの扉が”カチャ”っと音を立てて開錠された。 (インターホン脇には小型カメラがあり、おそらくソレで訪問者を識別しているのだろう)


ドアを開けエレベーターに乗る、上昇する間中

『こわい・・・』  ユミが漏らす


ユミにはどんな所に行くのか一切伝えていなかったが、ハプニングバーやカップル喫茶といった類の店であろう事は察していたハズだ。


初めて訪問する所であれば誰でも緊張する・・・私自身も多少の緊張感があったのだが、あまりにユミが怯えるため

「大丈夫。 HPやBBSや某掲示板とか色々な情報を収集して下調べして安全だと確認してるから」

 そんな説得!?をしている間にすっかり自分は落ち着いてた。(^_^;)


目指すフロアにエレベーターが着くとすぐに左手のドアが開いて招き入れてくれるお店の男性オーナー


2人掛けソファとテーブルがある小さな部屋に通された


「じゃあ お店の説明をしますね、、、」


つづく

07月07日(土)
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