ID:30149
日々是修行也
by 弥勒(みろく)
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■Mc Cafe !?  (焙煎挽き立て)
つまり、ターゲット層が家族連れってことだけど・・・

”ガキがウロチョロする騒がしい場所で優雅にコーヒーが飲めるかっ つーの、、!! ”<=まだ、行ってもないのに毒づいてる。(^_^;)


マックのコーヒーといえば、スターバックス、バーガーキング、ダンキンドーナッツなど、どこのコーヒーが美味しいか? という調査でなんとマクドナルドの「プレミアムローストコーヒー」が一番安いにも関わらず美味しいコーヒーだ、という意見が最も多かったとConsumer Reports magazineの3月号にリポートされている。(アメリカの話だけど、)



マックのコーヒーというと、、、これが有名↓


1992年、ニューメキシコ州のマクドナルド(ドライブスルー)で、孫の運転する車に乗ったステラ?リーベック(当時79歳)がテイクアウト用の朝食を購入、そのステラ婆さんは、マクドナルドの駐車場で停車している状態でコーヒーカップを膝の間に挟み、(まぁ、行儀が悪いことで、笑)ミルクと砂糖を入れるのにカップのフタを開けようとしたが、誤ってカップが傾いてしまい中のコーヒーがすべて女性の膝にかかった。

運転していた孫は、ステラ婆さんの服を脱がせるなど応急処置をして近くの病院へ向かったが、結局第3度の火傷と診断された。


ステラ婆さんは、自分のミスで火傷したことの認識はあったが、その一因となったコーヒーの熱さは異常だということで、この点についてマクドナルドは是正すべき義務があり、また治療費の一部を補償するべきであるとして訴訟を起こした。

さすが訴訟大国アメリカ、、、


最終的には、


○同様のクレームが過去10年間に700件あったこと、マクドナルドのコーヒーが客に提供される際の温度は摂氏約85度だが、家庭用コーヒーメーカーのコーヒーは摂氏72度であったこと

○コーヒーを渡す際、マクドナルドはなんら注意をせず、またカップの注意書きも見難いことを主な理由として

マクドナルドが64万ドル(7千万円ぐらい)の賠償金支払いを命じる判決が下された。


実際ステラ婆さんは皮膚移植手術を含む1週間の入院、その後2年間の通院(このために娘は仕事を辞めて介護にあたった)、2千ドルの治療費に加えて火傷の痕が残った。



マクドナルドが裁判中に陪審員の心象を損ねたこともその敗因と言われている。


コーヒーの温度に関しても、温度が高いほどドライブ中の保持温度が高くなり、ドライブ・スルーの本来の意義から言ってその利点が大きいという結論も出ているが、マクドナルドがこれらを理論立てて主張できなかった。


当初の裁判ではステラ婆さんとマクドナルドの間で争われていた時の要求額は2万ドルだったが、マクドナルドが治療費の3千ドルだけで賠償で済ませようとしたため、ステラ婆さんが弁護士を雇い・・・その結果、当初の32倍もの賠償をしなければならなくなった。


この事件の後、米国マクドナルドはコーヒーカップに「HOT! HOT! HOT!」と、またドライブ・スルーには「Coffee, tea, and hot chocolate are VERY HOT!」と表示するようになった。



備考・火傷(やけど)のレベル

<1 度> ひりひりして赤くなり一時的な色素沈着はあるが、すぐに治るレベル

<2a度> 痛みが強く赤くなり24時間以内に水泡形成し、治療により上皮化して色素沈着など起こすが半年位で消失

<2b度> 潰瘍になり上皮化に長期間かかり瘢痕が残る。 皮膚をよく動かす部分(関節など)は早期に皮膚の移植が必要となる。

<3度> 黒いカサブタになり、知覚も失われて痛みを感じなくなるレベル。 痕も残り、上皮化しない場合は皮膚の移植が必要。   

08月27日(月)
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