ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■逢わぬ内に理由は消えて居たのでしょうか
果たして、
人は変われるのか。

其れとも、
人は変わらぬのか。


其の何方も真で在って。

其の双方とも、
偽りなのだけれど。



其れならば。

変移や真偽を差配する想いは、
如何で、
形作られるのだろうか。





















恐らくは、
其れが。

俺を好きだと想い続けた、
其の源だから。


 「あのね。」
 「禁句かもしれないけれど。」


そう迷いながら。

あの子は、
口を開いてくれたんだろう。









けれども、
其れは。




自身が、
上手く行かず。

半ば、
自棄に成っていた刻に。



永く患い、
もう逢えぬのだと。

あの子が、
姿を消して居た間に。




変わり、
失って了った物に。

他ならないのだ。

























 「前の小坊主ちゃんは。」
 「もっと柔らかかった。」
 「頭が固くなったよ。」





















或いは、
其れも知った上で。

敢えて、
刃を放ったのかも知れない。


あの子が、
俺を想う其の幹が。

俺には、
もう無いのだと。





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References
 Jan.04 2015, 「強く想える刻ですか」
 Apr.20 2013, 「初めて繋がった日に為るのでしょうか」
 Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」






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07月29日(水)
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