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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■本当に心配していただけだろうか
台風で大荒れの天気。
少し心配になって、
本当に好きな人に電話をした。
旦那の影に怯えながらも、
どうしても彼女を驚かせてみたかったから、
いきなり電話をかけてみた。
最初はびっくりして警戒したけれど、
俺だとわかると堰を切ったように話し始める。
舌っ足らずの可愛いしゃべり方・・・
久々に聞く大好きな声。
人恋しかったんだろうか?
それとも二人の距離が近くなっているからだろうか?
前より彼女は楽しそう。
なかなか機会が訪れないけれど、
俺の街に遊びに来たいと言う彼女。
「俺を食べに来るの?」
なんて冗談にも、
「えへへ、食べちゃって良いの?」
と答えて来る。
俺がいつでも良いと答えても、
そんな事など本気にしちゃいないんだろう。
それでも良い。
ついさっき電話したお前との話を、
全部忘れるほど楽しい時間。
またお前を裏切ってるな・・・。
08月22日(水)
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