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* ラブニカ日記 *
by サチ
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■百万円と苦虫女
「百万円と苦虫女」は、良かったです。
蒼井優ちゃんがフローリングやら畳やらにベターと寝転がったときの腰骨を見るたびに「ああ…やせたい…」と思った。
コメンタリー映像がDVD特典で、監督&蒼井優&CUT編集部の人が、女3人でひたすら映画見ながら話してるっていうの。ミライくんについて「自転車を倒して優ちゃんの右手を掴む」という動きの見事さについて絶賛していて、手を叩いた。そうなんだよ。そうなんですよね。さすがわかっていらっしゃる。だいたい、ホームセンターのバイトの先輩(同い年)がモリヤマミライって設定がさぁ、もう、…わかってる!
あと蒼井優ちゃんが「森山くんの映画をひとつも見たことがなくて、ウォーターボーイズ!とだけ思っていた」って言うのとか「私の役、携帯電話持ってないこと多いんですよね。おせんとか」って言うのに胸ときめかせ。
堀部さんの「それは俺に謝ってるの?それともガーベラに謝ってるの?」というセリフが好きです。アドリブであるらしい。
きっと、女の人あるいは女の子なら特に、毒を含めて小気味良い気持ちで見られる映画だと思いました。「リアルさ」も「こうだったらいい」も、両方、わかるわかる染みる。
監督は「さくらん」で脚本だったタナダユキさんだって。
★
こないだBSで、「北京映画学院夢物語〜美少女たちのサバイバルレース」っていうのを見て、面白かったです。なんで録画しなかったのかなーと思ったら、左目探偵を録ってたんだった。じゃあしょうがない。
北京の映画学校の俳優科を受験する少年少女たちのドキュメンタリーなんですけど、地方から上京(って言ってもいいのかな)(北京だけに)して働きながら受験する15歳の子とか、去年落ちちゃってもう1回受験する子とか、カップルで受験する子とか。様々で。
それでね、このカップルで受験する子たちが、どう見ても、彼女はかわいいけど彼氏が自信過剰なだけの変なやつでさぁ。
案の定、2次試験で彼氏だけ落ちてしまうのです。
それで彼氏が、まあ当然落ち込むわけですけど、その落ち込み方がやたらめんどくさい。彼女のほうはまだ3次試験があるのに、ひとり悲劇の主人公気取りと言いますか、彼女に慰めてもらって当然みたいな様子でやさぐれるので、「なにこいつ!ていうかさっきから彼女に『おめでとう』の一言もないんですけど!」と見ていてかなりイラつきます。
それが一般視聴者の正しい反応だと思ってたんですが、翌日、ブログめぐりしてたらそうでもなかった。
あれっ…わたし心せまいのか…な…?
あの彼氏はあたたかく見守るべきでしたか。
でもそれはみんな男の人の書いてるブログだったからさ。男の人目線で行くと、あの彼氏のほうに感情移入もできるのかもしれない。わかんないけど。
彼女のほうは最終試験にも合格して、見事入学を果たします。
で、このドキュメンタリーはアンコール放送なので、既に10年前の出来事で。
10年後の彼女は今や中国で、女優さんとして活躍しているのだそうです。そして最近結婚、出産したそうです。
スタジオでは、ゲストコメンテーターと当時のプロデューサーとが、
「結婚相手というのは…?」
「あっ、この時の彼氏では、ないです」
「(ですよねー、みたいなあたたかい笑い)」
という会話をしていました。
02月10日(水)
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