ID:27228
* ラブニカ日記 *
by サチ
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■さいごのアナザー
そのカルラの背中にある痣のことを話した後、「俺、あの子とは何もしてないから…」という台詞があるのですが、そこはアドリブポイント。日によって「1回しかしてないから」「途中までしかしてないから」「キスもしてないから」等々変化します。けれど背中の痣を見ているという設定がある以上、何を言ってもかえってヤラしいのです。完璧だね亮ちゃん。
裸の背中を見るようなことをしてるのに、キスはしてないって!なにそれ!カラダは許しても唇は許さないのか!とか。
▽シマ・リンタロウ(すばる)
気持ちを言葉で伝えるのが不得意。歌は得意。海に出れば喋らなくても、ただ歌っていられるかなと思って船に乗った。
言葉がうまくしゃべれない、というのは、「おれたちは、来た。いい島。いい島に来た。船。」というような感じです。ゆっくりゆっくり、たどたどしく、体をギュッとさせて喋ります。時には、言葉が出てこなくて、ケンカを止めようとしながらも足踏みするだけだったり。リンタロウは基本、つっ立ってます。
島の住人がこちらを窺っていることに、ただ1人リンタロウだけが気づく場面が好き。リンタロウがオロオロしだして、その様子をケンが面白がってトクマ(ヒナちゃん)に耳打ち。トクマが心配して声をかけるけれど、リンタロウは結局何も言えなくて、首を振ってしまうのです。
台本は全部ひらがなで書いてあるのかな…?という発音で、声もいつものすばるくんの舞台発声じゃない、高めの声なので、トータルするとやたら可愛いです。好きな台詞は「よっつの目が!(島の住人が2人隠れているのを見て)」と「へんなやつ。でもおとなになったな。(舞台の最後、ニコニコしながらケンへ向けて)」です。
役柄的に自由には動けないリンタロウのアドリブポイントは、島の住人との和解の宴会シーン。
▽コウダ・シュンジ(クララ)
弟のユウキといっしょに船に乗ったが、嵐で弟が行方不明に。もともと父親を探して船に乗ったらしい?が、偶然流れ着いたこの島が、偶然父親が流れ着いた島でした。で、この島にいたカルラは妹らしい。
ここが話の核になっているようですが、2回見てもよく意味がわかりませんでした。
つまり、シュンジとユウキが異父兄弟で、シュンジとカルラは異母兄妹なんだよね。「ユウキは父親に会いたがってた」と言うけど、ユウキのお父さんはこの島に流れ着いてるシュンジのお父さんとは別の人なんだよね。
でも、血が繋がっているという証になった、背中の痣は3人ともあるんだよね。
わかんない!
「お兄ちゃん、ドラムたたきつづけてな!その音追いかけていくから!」という弟ユウキの台詞(死後)(白い服)を聞いたとき、「ここでドラムセット現れる…!?」と身構えたのですが、舞台中でクララがドラムを叩くシーンはありませんでした。
たぶん時間的な問題ですね。余裕があったら絶対叩いてた。
シュンジの役柄自体は、7人のなかでいちばん普通の子でした。
▽ニジョウ・コレキヨ(まる)
金持ちのおぼっちゃま。お金持ちでとても偉いおじいちゃんに買ってもらった服を着て、イギリスでディナーするはずが、船を間違えてしまったらしい。得意なことはバイオリンと因数分解。泣き虫だけど、けっこうしたたか。
コレキヨは素敵でした。19日に見たとき、なぜか後ろの席にご高齢の方々がいたんですけれど、その方にもコレキヨは人気でしたよ。「あらあらあの子また泣いてるわぁ(笑)」と。
食料が6人分しかない、となったとき、くすんくすん泣きながら自分のカバンにしっかり果物をつめこんでいく場面とか、とっても素敵。アドリブもし放題です。
中でも、いちばん大きなアドリブポイントは、ソウスケ(ヤス)が「コレキヨはどんな音楽が好き?」と聞いたときの返し。
「バッハと、シューベルトと」と無難に続けた後で、てきとうな名前をひとつ言うの。そして「なんやそれ?」と聞いたが最後、「ご存じないですか?」と、その曲披露が始まります。長いときは長いです。そして全てがテンション押しなので、言葉で説明しがたいです。
とにかく、演技のマルって、イイネ!!
▽オダ・ソウスケ(やすだ)
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08月21日(月)
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