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マシンガン★リーク
by 六実
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■スマートモテ温野菜スタッフ講座(雑炊編)
花組さん初見です。
[花組メモ:初見総括]
構えに構えて行ったせいか、大丈夫でした。そんなに凹みもせず怒りもせず。
ただね、なんだかすごく気持ち悪いです。後味が違うのともまた違うし、具体的にどこがどうとかいえないんですが、気持ち悪い作品でした。何より明智小五郎が気持ち悪い……っていうのを解明できない自分自身が一番気持ち悪いので、苦情反論その他は私の解明が終わってからにしてくださいませ。
しかしびっくりするぐらいタカラヅカじゃなかったね、アレ。場面展開とか台詞回しとかいちいち小劇場チックだった。多分これ、宝塚じゃなかったら、大劇場じゃなかったら、そのまんま受け入れられると思うんだけどな……多分、そうするのが一番私が「気持ち悪くなくなる」方法かと。
ショーはいつものオギー節じゃないけれど、いい意味でさらっと流せる作品だと思いました。ジャズバーで、お酒を飲みつつ会話をしつつ時折目を奪われて耳を傾け、みたいな?そういうものをオペラでがりがり狩りとっている見方の方が間違っているんじゃないか、と思わせるほどに(笑)。でもこういうスタンスで対することができるっていうのも、これもある意味タカラヅカっぽくないなぁと思いました(タカラヅカはオペラで狩ってなんぼというか)(笑)。つうかオギーショーはピン撮りしていると周りで何が起こっているかわからなくなるんだよね……。
じゃ、その「オペラでピン撮っているところ」の話をします。
[花組・壮一帆]
これを言うのは多分三回目になるのですが
壮一帆さんはお芝居で入ると、壮一帆でもない、えりたんでもない、横山でもない何かがその中に入る、というのをまたしても再確認してきました。上手く言えないんですが、今日思った事は「この人、自身を消すのが上手いんだ」ということです。没個性とかそういうのとはまた違うんですが、なんというかその場その場に、自分自身を消しこんでぴたっとハメるというか。役にハメるというより、舞台にハメているような感じ?(伝わらない)(誉め言葉だけど伝わらない)。とにかくそれを強く感じました。気持ち悪い、と感じた中で唯一気持ちよかったというかすっきりしていた場所が「壮一帆さん」でした。でもやっぱり私が普段言うところの「やくしゃ」ではないような……なんだろう、今なら「演者」という言葉が自分的にはしっくりきます。
で、そんな壮一帆さんですが、花組に来てほんと横山臭消した!タランテラの時にはまだ臭っていたのに!花組・壮一帆はかつて横山であったことを無かったことにしているような気がしてなりません(笑)。かつてなら一杯引っ掛けているようにしか見えなかったであろう、ショーでのゴキゲンでゴヨウキな場面が、全部素面だった。つうか妙に若返っていた、っていうか子供がえり?(真顔)。ほんと「わーい」って感じだったんだよ、素で子供みたいだった、大人がもつ少年のような心、じゃなくて、少年。そんなの見たこと無いよ私(少なくとも私は)。でもそれはそれで新しい壮一帆としておいしくいただいてきました(大好きだね)(ええまあ)。
白のスーツを着て銀橋をわたるその姿に最初から最後までまったくボケることもツッコむこともできずに「はう!」と思っておりました……いったか(うん)。
総じて花組・壮一帆に全然違和感がなかったということでまとめておきます。いや、里帰りだから当たり前なんですけれど、私の中の壮一帆デフォルトはあくまでも雪組時代なもんだから……ねえ?
あ、でもいっこだけツッコミたいところが!
フィナーレで皆が帽子のツバに手をかけたままのポーズで階段降りするじゃないですか?あそこの壮一帆さんの手、おかしくないですか?なんかツバをつまんでいるっていうより耳の後ろに手を当てている(何?聞こえない?のポーズ)にしか見えなくて、そこから転じて「なんですかマン」にしか見えなくてひとりで悶絶しておりました(ふるふる)……よかったら今度、確認してみてください。
[花組・真飛聖]
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04月14日(土)
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