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マシンガン★リーク
by 六実
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■来年の花火のときには
大まみらんくんが主人公のぼくのなつやすみが出るなら、プレステでもPSPでも買うよ!(なんですか突然)
[ぼくのなつやすみ]
おとうさんとおかあさんが共働きの大まみらんくん。小学三年生の夏休みは田舎に住むおばあちゃんちにあずけられた。けれど田舎で過ごす夏休みなんてつまならない、おとうさんもおかあさんも僕のことなんかいらないんだ。古いおばあちゃんちはちょっと怖いし、トイレは臭いし、おばあちゃんのつくるご飯はなんだか色が暗い。おばあちゃんにプリンを食べたいと言ったら出てきたのは茶碗蒸し、アイスが食べたいと言ったら「みらちゃんこれで我慢してね」と冷たい井戸で冷やしたトマトときゅうり。ちがうやちがうや!とわがままを言っておばあちゃんを困らす大まくん。でも本当は茶碗蒸しもトマトもきゅうりもすごくおいしい。本当はおばあちゃんのことが大好きだから、ほんとうはすごくうれしい。けれどもだからこそ、おばあちゃんにわがままを言っちゃう大まくん。だって普段はおとうさんもおかあさんもいそがしくて、ぼくのわがまますら聞いてくれる暇はないし、僕だって子供じゃないからそんなわがままを言って困らせないよと、おとなぶっておとなに誉められて、でも僕、ほんとうはまだまだこどもだったんだ。そんな大まくんをおばあちゃんは、だまって甘やかしてくれる。暑くて眠れないよ、どうしてクーラーないのとわがままを言えば一晩中うちわであおいでくれていた。
おばあちゃんが住む山奥の村には、大まくんと同じ年頃の子供たちがいた。おばあちゃんにわがままいうのも飽きて、おばあちゃんだって畑仕事があるときは構ってくれない。田舎にはテレビもプレステもムシキングもなくて、すっかり飽きた大まくんはひとり村に遊びに出ると、そんな子供たちと出会った。あいつだれたという顔をされたから、こっちだって構ってやるものか、いなかの子め。ほんとうは遊んで欲しいのにそんな風に意地をはったら喧嘩になった。「やーい丸顔ー!」おこってその子達を追いかけたら渓流にかかるつり橋にでた、古くてぎしぎしいうつり橋を、その子たちはひょいひょいわたっていく。大まくんは怖くてわたれなかった。「やーい!弱虫ー!」とみんなに囃されて、大まくんは悔しいけれど、泣きながらおばあちゃんちに戻った。ちくしょう、あいつらなんてポケモン全部言えないくせに!それでも毎日、子供たちの遊び場にでかけては、喧嘩になっておっかけて、つり橋のたもとより先に行けない大まくん。ちくしょう、あいつらなんかと遊んでやるもんか!ある日おばあちゃんが言った「みらちゃん、おともだちは出来たかい?」「あいつらなんかともだちになってやるもんか!」本当は、友達になりたいのに。おばあちゃんは困ったねと笑顔を浮かべてそれでその子たちは何ていう子たちなんだい?「知らないよ!あいつらの名前なんて!」「じゃあその子たちはみらちゃんの名前を知っているのかい?」「知るわけないよ!」「おかしな子だねぇ。名前も知らずに喧嘩しているのかい?」……言われてみれば、確かにそうだ。
次の日も同じようにつり橋まで追いかけっこ。「丸顔ー!」「泣き虫ー!」あ、あいつらほんとうに僕の名前を知らないんだ、なんだかそれがすごく頭にきた、なんだか無性に頭にきた!怒った大まくんは一気につり橋をわたった、渡りきって大まくんは「丸顔って言うな!僕の名前は大まみらん!」「俺、れおん」「お、おれあかし!」「僕まゆう!」つられて何故か自己紹介。それがなんだかおかしくて、れおんもあかしもまゆうも「そういえば名前も知らなかったんだ」と、おかしなことだな、おかしなことだね、とみんなで笑いあった。
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08月07日(月)
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