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マシンガン★リーク
by 六実
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■安藤平三郎
[昨日の六実さん]
時間丁度に家を出たら上司から電話「勤務表の電子データは?」ひーっとなって家まで戻ってPC立ち上げてUSBメモリを差し込んだところで会社のPCにあった事に気付く。そんな事をしていたので結局時間ギリギリでまたしても千駄ヶ谷から青年館までタクシーで。そんなこんなでダイナマイトハスラー(違)観劇。運良く捌いてもらえたので千秋楽で光る棒を振ってその後プロジェクトの打ち上げに参加。そのまま歌舞伎町で始発まで過ごして帰宅。つうか君今日午後から仕事なのに。さて問題、この中で一番ダメな大人な部分はどこしょう(どうでもいい)。
というわけで、ダイナマイトハスラー(違)ダブルヘッダーしてきました。
感想は追々話しますが、とりあえず書き残しておきたい千秋楽メモ。
[千秋楽メモ]
ホストクラブの悠なお輝お兄様が、本気でレイザーラモンになってきた。レイザーラモン風ではなくて完璧にコスプレ(ぴちぴち短パン)。ひー!
[供養テキスト]
キャロルの家をでたら雨だった。傘を貸すというキャロルの言葉を断って雨の中歩いていく。だって傘を借りたら返さなくちゃいけないじゃないか。大人のつきあいだ。次の約束はしないものだ。
夜の雨は冷たくて、俺の体をしっとりと濡らす…ばかな、だめだ、その言葉を反芻するな。けれども雨はあのときと同じ音で降るから、俺はもう何万回も繰り返した言葉を繰り返してしまう。
あのとき、雨が降らなければ
あのとき、傘があったなら
今俺が濡れる雨はあのときとは違うのに同じな気がした。
あのとき、二人は濡れていた。あのとき俺も濡れていれば、濡れていたらまた戻れるんじゃないか。
この雨はメアリーアンを濡らした雨。
この雨はローリーを濡らした雨。
だからきっと同じ雨だ。
違うことは、わかっている。
後ろから足音が近づく。振り返ればメアリーアン。まさか、ありえない。まさかこんなにもはっきりと幻覚作用がかと思ったら、街灯の下にキャロルの姿が浮かび上がった。
「…なんだよ」
「忘れ物」
キャロルが差し出したのはライターだった。迂闊だ。次に繋がるものは俺たちの間には不要なのに。
「おまえ、傘は?」
キャロルがこの雨に濡れていた。
「そっちだって」
俺がこの雨に濡れていた。
それはきっと同じ雨だ。
俺はキャロルの肩を抱いて来た道を戻り始めた。
「どこいくの?」
「おまえの家に戻るんだよ」
「ほらやっぱり。だから最初から傘持っていけばよかったでしょ?」
傘を取りに戻るんじゃない。
「傘はいらない」
あの時なかったからもういらない。
「え、じゃあ…?」
「今夜は、帰らない」
キャロルが長い沈黙の後に小さく「うれしい」と言った。
同じ雨に濡れながら、二人歩いていく。きっと俺は一生あの言葉をくりかえすのだ。
あのとき、雨が降らなければ
あのとき、傘があったなら
けれども今は雨が降っていて、今は傘はない。ただ、それだけの今なのだから。
++++++++++
ただいまー。
[ハスラーメモ:壮一帆さんがやっていた役の話]
一番の感想が「平さん(※)がかわいそうでかわいそうでしかたない」という私は相当フィルターというか極所的な見かたをしてきたんだと思います。平さんに痛いぐらい感情移入(えー)。SS書かなきゃやってられないぐらい感情移入(えーえー)。
平さんの何がかわいそうかと言うと、メアリー・アンに「先に帰ってて」(何気にひどい)と振られた事でもなく、シルビアに「俺よりあいつがいいのか」で割と即答されてしまったことでもなく、ドラッグに溺れてしまったことでもなく、ブルースに脅されてしまったことでもなく、ましてや死んでしまったことでもなく、ただただ「やりなおせなかった」事なんだと思います。やりなおせたのに、やりなおせなかった。
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12月03日(土)
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