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マシンガン★リーク
by 六実
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■『本気になる相手を間違えてはいませんか?』
 書ける時に書けるうちに書ける順に書いておきます。
 
[ベルサイユのばら]

 市川初日に客席で「これを韓国にもっていくのか」と真っ青になったのですが、その反面ここまで来るとああもうそういうもんだと思うしか、と思えてきました。
 シンディの作品は「植田歌舞伎」と揶揄されますが、今回はベルばらそのものが歌舞伎になったなぁと思いました。歌舞伎ってある程度基礎知識とか元ネタ知らないとわからない部分があるじゃないですか。あと一つの物語の一場面だけを上演するってあるじゃないですか。話の筋が荒唐無稽だったりするじゃないですか。まさに宝塚のベルばらはそうなっていた。あれだけの原作を持ちながら、伝統芸能化してしまったのはある意味すごいなぁと。だからまあ韓国にも「こういうものなんですよ」で、持っていくしかない。「こういうものなんです」と思ってもらうしかない。宝塚が「こんなもの」だけじゃないというのは宝塚が好きな私としての強い反論なんですが、でもそれが世間に浸透しないのは、実は韓国だろうが 日本だろうが変わらないよね?日本の人だって殆どの人が宝塚と言えば「こういうもの」と思っているのだから。……くやしいけれど。実はそれが宝塚がいつまでたってもメジャーエンタ−ティメントになりえない(と私は思う)理由だとも思うし。
 シンディのベルばらは完全にダメだとは思わない。いっこいっこの場面にはすごくいいものを持っている(ものもある)(笑)と思うし、原作のエピソードをダイナシに切り刻んではいるけれど、そこに入れている宝塚のベルばらとしてのエピソードとか解釈(例えばステファン人形への投影とか、つきつめればものすごくいい素材だと思う)も悪くない。けれどもそれを全部ダイナシに(見えるように)してしまっているよね。これだけ批判をうけながら尚も変らないのも、ある意味すごいなぁと。
 あきらめともあきれともつかないようで、でも実はそれが真理のような気がしてきた。

 もうこの際だから、ベルばらは常に名場面集の上演としてしまえばいい。ファン投票で名場面だけやるTCAスペシャルにしてしまえばいい。つうか組を超えた役替わりをしている時点でこれはTCAなんだよ(笑)。
 というわけで、名場面集にするなら私は最初から最後まで薔薇タンでリクエストします(ええ?)。男役は上級生から研一まで薔薇タン。曲が終わるともう次の部隊が大階段上に控えています。男役は全員薔薇タン。もちろん未沙のえるさんにも薔薇タン。割と本気です(娘役は?)(全員悶絶?)(それはちょっとイヤだな)(じゃあ娘役も薔薇タンで)(よみがえれソウル・オブ・喜多)。


[三者三様三叉路]

 フェルゼン編の味わい方がわかったような気がしています。いや、ラストの牢獄の盛り上がりは好きなのですが、それ以外のフェルゼン編の場面て好きじゃなかった。つうかフェルゼンが好きになれない、宝塚の主演男役(笑)がやる役としても、物語の主人公としても、まったく受けれいれられなかったんです。それが、今回はちょっとというか全然見方が変りました。その辺をまとめておきます。
 初見の時にふと「この物語は三人が大人になるまでの物語なのかなぁ」と思ったんですね。三人というのはフェルゼン・アントワネット。オスカルなんですが、この三人がなんだか子供に思えたんです。まあこの「大人」「子供」という言葉は適切じゃないかもしれないんですが、とにかくこの三人は他の登場人物とは異なる(主役(級)だからという意味ではなく)、ある意味違和感を覚えたんです。

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10月03日(月)
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